
| 名前 | 燕呈(えんてい) |
| 登場 | キングダム |
| コメント | 朱凶の族長 |
燕呈は漫画キングダムに登場する架空の人物であり、朱凶の族長でもあります。
その姿から若くして族長になった事も分かるはずです。
燕呈を見ていると「かなり要領がよい」と感じる部分が多々ありました。
嬴政の元に刺客の中で最初に到達したのは燕呈と羌瘣であり、刺客が昌文君らにより一網打尽にされる所でも、上手く逃げ延びています。
羌瘣に協力を申し出る辺りも、要領のよさではないでしょうか。
燕呈は実力で勝ち残ると言うよりも、要領よく生き残るタイプだとも感じました。
尚、現在の漫画キングダムでは燕呈は登場していませんが、死亡はしていないと考えられます。
燕呈の初登場
嬴政の側近である昌文君を支持する者11人が刺客により命を落とす事件が勃発しました。
呂不韋は数々の刺客を集めており、号馬、堅仙、赫力らと共に朱凶も現れ、この中に燕呈もいたわけです。

燕呈はたった三人しかおらず、鼻で笑われますが、蚩尤として羌瘣が現れました。
羌瘣に出現には皆も驚き、燕呈も目を丸くしています。
燕呈は羌瘣の登場に朱凶三人と共に頭を下げ「お目に書かれて光栄です」と述べています。
朱凶は200年程前に蚩尤から独立した一族であり、元々は蚩尤に仕えており頭が上がらない存在でもあったのでしょう。
刺客たちは嬴政の命を狙いに行きますが、この頃に肆氏が昌文君の元を訪れ、刺客たちのターゲットが嬴政だと気付く事になります。
一番乗り
信と河了貂は一早く嬴政の元まで辿り着き、向も連れて秘密の通路から抜け出す事になります。
刺客らを嬴政に差し向けたのは、呂不韋だと嬴政や昌文君らも察する事になります。
抜け道の扉が閉まっており、嬴政らは袋小路に追い詰められますが、一番最初に辿り着いたのが燕呈の一行でした。
燕呈の部下は「呂丞相のお抱えになるのは我ら朱凶のようだな」「これで一族の栄華は約束される」と述べています。
燕呈も刺客であり呂不韋に雇われる為に参戦した事が分かります。
それと同時に羌瘣と共に一番最初に嬴政の元まで辿り着いており、要領の良さも感じました。
刺客の中で一番乗りを果たしたと言えるでしょう。
燕呈の冷静さ
朱凶の一人が「徐完の青二才が汚した朱凶の名の雪辱まで出来るとは」と信に向かっていきますが、信には呆気なく斬られています。
朱凶の一人がやられると、羌瘣は前に出て行くと部下は「一人で行かせていいのか」と問いますが、燕呈は「まぁ見ておれ」と述べています。
燕呈の冷静さが分かるシーンでもあります。
信と羌瘣の戦いとなりますが、羌瘣が最初は信を圧倒しますが、信は徐々に羌瘣の剣技に近づいて行く事になります。
この状況を見ていた燕呈は蚩尤には、人間離れした剣技と冷酷な精神を持ち合わせていると述べますが、部下は羌瘣には後者が欠けると述べました。
しかし、燕呈は羌瘣が信が歩兵仲間だというだけで殺せずにいる事を悟り「崇める存在でもない」と語り、前に出ました。
部下は「燕呈様が珍しくたぎっておられる」と不気味な笑みを出しますが、次の瞬間には背後に号馬が現れ部下は刺されて最後を迎えています。
燕呈は号馬の一人を倒しますが、この間に信と羌瘣は策を以て号馬の大半を討ち取りました。
ここで信はダメージを追い羌瘣はスタミナ切れを起こし、戦闘不能となります。
号馬3人と朱凶の燕呈だけが残りますが、昌文君、壁、肆氏らが現れ暗殺者たちを皆殺しにしています。
しかし、燕呈はどうやったのか不明ですが、脱出し生き残る事になります。
この辺りも燕呈の要領のよさが分かるシーンでもあります。
燕呈と羌瘣
河了貂と羌瘣は二人だけで話していましたが、突如として燕呈が現れました。
燕呈は羌瘣に会うと剣技の凄さを認め「里に戻ったら一族に語り継ぐ」と告げました。

さらに、事が落ち着いたら協力すると申し出たわけです。
しかし、羌瘣は蚩尤と朱凶の関係は終わっていると述べ「族長の責を全うする様に」と告げました。
燕呈は羌瘣の言葉を聞き終わると、直ぐに姿を消しています。
この後に、羌瘣は「イラつく」「「言い伝えだの」「語り継ぐだの」と述べており、空気を察し燕呈は姿を消したのでしょう。
燕呈のこうした姿は空気も読めるし、要領もよいと評価してよいのではないでしょうか。