トアクは漫画キングダムに登場する架空の人物です。
橑陽の戦いで登場する犬戎三兄弟の末弟という設定になっています。
トアクは犬戎三兄弟の中で最初に討たれており、人物像の詳細は分からないとしか言いようがありません。
それでも、山の民のフィゴ王ダントと対峙した時は、兵の損耗を気にしていた様な口調があり、軍師タイプの人だったのかも知れません。
尚、トアクの死亡シーンはキングダム52巻第564話『落日』です。
戦いが始まる
橑陽の戦いでは壁の失態で兵糧が不足し、楊端和は三日で橑陽の城を陥落させる作戦に出ました。
楊端和は犬戎王ロゾの血族であるゴバ、ブネン、トアクの犬戎三兄弟を1日で首を取ると述べています。
楊端和は自分の本隊と、フィゴ王ダント、壁とメラ族と三つの部隊に分け、進軍させる事にしました。
この時に、犬戎三兄弟の末弟のトアクは、フィゴ王ダントの軍と戦う事になったわけです。
壁の方の戦場では犬戎のブネンが、メラ族のカタリを討ち取っています。
メラ族と壁の軍は退却しました。
トアクとダントの戦い
トアクとダントの戦いは熾烈を極め多くの血が流れました。
フィゴの軍はトアクとの戦いで、半数の兵を失ったとも言います。
しかし、フィゴ王ダント率いる軍はトアクの本陣の前まで来ました。
ダントはトアクの前に行くと「想像していたよりも大分強かったぞ。褒めてつかわす」と述べ挑発しました。
ダントは「愚将ほざくな。全ての箇所で無茶な戦いを強いて兵を殺しまくりおって。本陣まで来たことは ほめてやるが貴様らは我らの倍以上血を流した」と言い返しています。
ここでダントはトアクの至近距離まで来て挑発すると、トアクはダントに襲い掛かりました。
しかし、次の瞬間にはトアクは刺されており、死亡しています。
さらに、ダントはトアクを「弱い」と評価しました。
ダントは多くの犠牲を出しましたが、トアクを討ち目的は達成したと言えそうです。
それと同時にトアクは、見せ場もなく死亡しました。
トアク死亡について
トアク死亡の報が、犬戎三兄弟の長兄であるゴバの元に届きました。
この時にゴバは「最悪だな 大犬戎族の面汚しが」と言ってのけています。
ゴバは弟の死を悲しみもせず、涼しい顔で言い放ったわけです。
ゴバがトアクの死で「面汚し」と述べていますが、ゲームなどで四天王が登場した時のセリフにも似ていると感じました。
四天王の最初の一人が死亡した時に「奴は四天王最弱~」「四天王の面汚し~」なるセリフを言ったりしますが、そこを応用して「犬戎の面汚し」になったのではないでしょうか。