
名前 | 冬顔(とうがん) |
登場 | キングダム |
所属 | 趙 |
コメント | 趙の騎馬隊を率いた |
画像 | キングダム公式ガイドブック英傑列記 |
冬顔は漫画キングダムに登場する架空のキャラです。
冬顔は嬴政が向に話した回想の中に登場する趙の騎馬隊長であり、嬴政や紫夏を追い詰めました。
冬顔は嬴政は討つ事は出来ませんでしたが、嬴政以外は全て討ち取っています。
最後に前方に昌文君が率いた秦の騎馬隊が到着すると、物語から姿を消しどうなったのかはよく分かりません。
しかし、キングダム公式化ガイドブック英傑列記によると、冬顔は追撃を諦め撤退した事が分かっています。
昌文君とまともに戦わず「撤退」を選んだ事を考えると、冬顔は冷静な判断力を持っていた様にも感じました。
冬顔の登場
秦の道剣は嬴政を秦まで送り届ける任務があり、闇商の紫夏、亜門、江彰らと協力し嬴政を連れ出す事になります。
紫夏の一行は無事に最後の関所である呂干を超えました。
しかし、趙では嬴政がいなくなった事に気が付き、追撃する部隊を出しています。
紫夏の一行を追う騎馬隊の大将が冬顔となります。
尚、冬顔が登場する前に、既に紫夏一行の亜門は命を落としています。
武霊王の胡服騎射
趙の騎馬隊の追撃の激しさにより、道剣や紫夏は心が折れそうになりますが、嬴政は彼らを一括しました。
道剣は力を取り戻し奮起し、趙の冬顔率いる騎馬隊に矢を放っています。
道剣の弓矢が趙の騎馬隊の何名かに当たりますが、冬顔は余裕であり「秦の山猿」と笑い次の様に言葉を発しました。
※キングダム8巻80話より
冬顔「そろそろ武霊王が胡服騎射の力を見せてやろうか」
冬顔のセリフから武霊王と胡服騎射の名前が出ている事になります。
趙の武霊王は中山国を滅ぼすなど、趙の全盛期を築いた王様であり、胡の地を征服する為に、胡服騎射と呼ばれる軍事改革を行った王様です。
武霊王は自ら胡服を纏い軍事改革を成功させました。
冬顔が自信を持って言い放った趙の騎馬隊は本当に強力だったわけです。
冬顔が「一点総射」の言葉で発した騎馬隊からの弓攻撃は、道剣は確実に討ち取りました。
勝利を確信する冬顔
道剣を討ち取った事で冬顔は「あとは商人二人と政のみ」と余裕の表情で述べました。
冬顔はこの時点で勝ちを確信していたのでしょう。
さらに、「国賊二人は八つ裂きにして野にさらせぃ!!政の首は持ち帰る 顔は傷つけるな!胴より下は二人と同様だっ!!」と述べ追撃を続けました。
紫夏は絶望しますが、この時に前方から土煙があがり、昌文君率いる秦兵が近づいている事に気付きました。
紫夏は弓矢で趙兵を狙うと、冬顔は天布に命じ矢を放たせています。
天布は弓矢の達人でもあったのでしょう。
天布の弓矢は紫夏の手を貫きました。
冬顔の判断
冬顔の部下が前方に砂煙が上がっている事に気が付きました。
既に秦の国境に近く冬顔は秦の騎馬隊が嬴政の迎えに来ている事に気が付きます。
ここで冬顔は秦の騎馬隊がまだ遠く、直ぐには近寄れない事に気付きました。
冬顔は「遊びは終わりだ!馬車に乗り移り政の首を取ってこい!!」と命じています。
趙の騎馬隊は紫夏に致命傷を与えますが、紫夏が趙兵に反撃しました。
冬顔は「ええい!何をしている殺せ」と命じますが、この時に目の前に昌文君率いる秦の騎馬隊が現れます。
趙兵は紫夏を後回しにして嬴政を狙いますが、紫夏が犠牲となり政は助かりました。
昌文君が駆け付けた事により、嬴政は命を繋げる事が出来たわけです。
冬顔はどうなったのか
昌文君が到着した後の冬顔の出番はなく、どうなったのかは不明です。
ネット上の情報では冬顔は秦兵により、討ち取られたのではないかとするものもありました。
キングダム公式ガイドブック英傑列記には、冬顔について次の様に書かれています。
※キングダム公式ガイドブック英傑列記141頁
政を迎えにきた秦の騎馬隊と接触し、やむなく引き上げる。
キングダム8巻81話では描かれていませんでしたが、冬顔は昌文君の騎馬隊を見て撤退した事になります。
昌文君は文官になっていましたが、過去には戦場で活躍しており、冬顔よりも実力は上だと考えられます。
それらを考慮すると、冬顔の「撤退」という判断は正しかったのではないかと感じました。
キングダムでは身の程知らずのキャラが多くおり、一撃で真っ二つにされる事もありますが、冬顔は冷静に判断し撤退した事になるでしょう。
ただし、この後の冬顔がどの様になったのかは不明です。