名前 | 邦(ほう) |
登場 | キングダム |
所属 | 飛信隊 |
コメント | 第十九伍長になるも馬陽の戦いで戦死した。 |
邦は漫画キングダムに登場する架空のキャラです。
飛信隊の最古参のメンバーの一人であり、第十九伍長になりました。
馬陽の戦いでは龐煖が夜襲を仕掛けて来ると、上空からの攻撃で一撃で首を飛ばされ最後を迎えています。
邦の死亡シーンはキングダム13巻の第139話「天災」での事です。
尚、邦の名前を見た時に、前漢を建国した劉邦を想像してしまった人もいるのではないでしょうか。
個人的には、邦の呆気ない最後に拍子抜けしてしまいましたが、この事に関しても最後に書きとどめておきました。
キングダムでの邦
飛信隊第十九伍長
邦の初登場はキングダム11巻の第113話です。
信は蛇甘平原の戦いでの活躍もあり「特殊百人部隊(百将)」になっていました。
百人を指揮する部隊長になったわけですが、伍を作り20人の伍長が選ばれる事になります。
この時の第十九伍長になったのが「邦」です。
邦の顔には傷があり、伍長の紹介シーンでは「ふざけてんのか?」の言葉と共に紹介されていました。
夜になると伍長同士で会話がなされますが、邦、竜有、去亥の三名は輪に入ろうとしなかったわけです。
尾平は一緒に話すように誘いますが、邦は「うるせぇっつってんだよ。クソが」と答えました。
邦の言葉に尾平は暴れようとしますが、尾到が止めています。
この後に有義の解説が入り魏との蛇甘平原の戦いでは、ボロボロになった第二軍歩兵だと判明しました。
それと同時に「腕は確か」とする評価も得ています。
邦の最後
龐煖は圧倒的な強さを見せて、飛信隊の伍長らも討ち取られていく事になります。
龐煖の超人的な強さの前に有義が討ち取られ、次の瞬間に尾平が「邦ー」と叫びました。
龐煖は空中に舞い上がっており、上空からの攻撃で邦や数人の首を刎ねています。
これにより、邦は最後を迎え物語からはフェードアウトしました。
この後に邦に死を話す場面も特になく、ちょいキャラで終わってしまったと言えるでしょう。
邦(キングダム)と劉邦について
邦の名前を見た時に、秦の滅亡や楚漢戦争が好きな方であれば、劉邦を想像してしまった人も多いのではないでしょうか。
劉邦は秦が滅亡し楚漢戦争を勝ち抜き、前漢の皇帝になった人物です。
邦の名前を見た時に原泰久先生の計らいにより、若い頃の劉邦は「飛信隊」にいたという設定にしたのではないか?とも考えてしまった人がいても、おかしくはないと思いました。
劉邦はゴロツキの様な事もしていた様であり、顔に傷がある邦のイメージとも重なったわけです。
劉邦の生年を調べてみると、紀元前247年説や紀元前256年説があり、馬陽の戦い(紀元前244年)の頃までには生まれていた事になります。
しかし、キングダムに登場する「邦」と「劉邦」は明らかに別人であり、個人的には肩透かしをされてしまった感じでした。
それでも、キングダムでは架空の人物と史実の人物が織り交ぜられて登場しており、登場人物の経歴などを史実でチェックしてみるのも楽しみの一つだと感じた次第です。