名前 | 茷建(ばつけん) |
登場 | キングダム |
所属 | 飛信隊 |
コメント | プヒヒが口癖の飛信隊第四伍長 |
茷建は漫画キングダムに登場する架空の人物です。
「プヒヒ」と言葉を発するのが特徴であり、蛇甘平原の戦いでは沛浪の伍のメンバーとなり脇次、山和、英らと共に戦っています。
なぜ「プヒヒ」というのかは、不明です。
茷建は最初期の飛信隊では第四伍長となっています。
しかし、馬陽の戦いでは龐煖が突然目の前に現れると、一撃で斬られ世を去りました。
個人的にではありますが、茷建の漢字と読み方が何となく、前秦の皇帝になり淝水の戦いで敗れた苻堅に似ていると感じた次第です。
尚、茷建の死亡シーンはキングダム13巻の第138話「夜襲」となります。
蛇甘平原の戦いと茷建
茷建の初登場
茷建の初登場はキングダム五巻の第51話「再開」です。
この時に沛浪の伍が通る事になります。
沛浪の伍の面子が脇次、山和、茷建、英の五人組だったわけです。
ここで沛浪が澤圭の伍を見て、「なんか家族旅行みてェだな」と思わず、こぼしました。
それを聞き槍を持った茷建は「プヒヒヒ 伍長それ言いすぎ」と答えています。
この時の茷建は悪魔の様な顔立ちであり、不気味に感じた人も多いのではないでしょうか。
体格のよい沛浪の伍に比べ澤圭の伍は、子供が混ざっていると考え、茷建も軽く考えていたのでしょう。
プヒヒまったくだ
縛虎申の軍に澤圭や沛浪の伍は入りました。
既に前方では戦いが繰り広げられており、尾平は戦いの凄惨さに思わず吐いてしまいました。
それをみていた脇次は「この待ちの間はたまんぇな」と述べ、隣のいた茷建も「プヒヒ まったくだ」と応えています。
この時の脇次と茷建には汗が出ていますが、戦いの前の緊張感を現わしているのでしょう。
蛇甘平原の戦いが始まると、茷建も戦い抜き縛虎申の突撃にも追従していきました。
縛虎申が魏の副将の宮元を討ち取り、麃公が呉慶を討ち取り蛇甘平原の戦いに勝利しています。
馬陽の戦いと茷建
茷建が第四伍長に就任
馬陽の戦いでは、信が百将になっており、20の伍が組まれる事になります。
この時に第四伍長になったのが、茷建です。
沛浪が第一伍長となっており、第二伍長が脇次、第三伍長が山和となっており、蛇甘平原の戦いでの沛浪の伍のメンバーが第一から第四の伍長をしめています。
茷建も含めた沛浪の伍が第一から第四の伍長を占めているのは、蛇甘平原の活躍もあり、信頼の証とも言えるのではないでしょうか。
それと同時に茷建も蛇甘平原の戦いでの活躍が認められ、伍長になる事が出来たのでしょう。
尚、キングダム第113話の馬陽では飛信隊の20人の伍長の顔と名前が紹介されていますが、ここでも茷建は「プヒヒ」と笑っています。
茷建の最後
飛信隊は趙の軍に横やりを入れ、信が馮忌を討つ大金星を挙げています。
夜になると、龐煖が一人で夜襲を仕掛け、突如として飛信隊の前に現れました。
この時に山和が先頭におり、一歩後ろに茷建と脇次がおり、龐煖が矛を一回振りました。
次の瞬間に茷建、山和、脇次の三人は討ち取られてしまったわけです。
描写を見る限りでは、茷建は胴体を斬られての最後だったのでしょう。
羌瘣と信は龐煖と戦いますが、この時に信が「山和や脇次、茷建ら大勢をやりやがった。絶対許さねェ」と吠えています。
信にとっては、茷建らが大切な仲間だと分かる言葉でもあります。
信にとっては蛇甘平原の戦いを生き抜いた戦友でもあったのでしょう。
因みに、茷建の最後の言葉はなく「プヒヒ」と笑って死亡したわけではありません。