
白亀西は漫画キングダムに登場する架空の人物です。
魏の武将として登場し、蛇甘平原の戦いでは宮元と共に呉慶の副将として登場しました。
山陽の戦いでは凡将だが国民からは人気があるとして、廉頗の代わりに魏軍の総大将を務めています。
しかし、山陽の戦いでは桓騎に本陣を急襲され、命乞いを要求されますが、拒否した事で最後を迎えています。
白亀西に死亡シーンはキングダム22巻・第239話「意外な言葉」です。
白亀西と蛇甘平原の戦い
白亀西も丘の上に布陣していましたが、宮元の丘に秦の旗が立っている所を見ると「討たれたのか愚か者が」の言葉を残しています。
しかし、呉慶は丘の上の秦軍に対し槍壁を布くなど臨戦態勢を取りました。
こうした中で秦の麃公が率いる軍が、呉慶の軍に突撃を仕掛けたわけです。
麃公は最終的に呉慶を討ち取り、魏軍は戦意を喪失しました。
白亀西の軍は無傷でおり、魏軍の戦意を取り戻せる可能性もありましたが、秦の王騎が立ちはだかった事で白亀西自身が戦意を喪失しています。
白亀西は王騎にビビり撤退を決断しました。
宮元が討ち取られた時は「愚か者扱い」し威勢がよかったわけですが、王騎にビビり戦意喪失したのは、将としての器ではない事を現わしているのでしょう。
山陽の戦い
魏軍の総大将に就任
山陽の戦いで魏軍は流尹平野に到着し、馬練山に布陣しました。
この時の魏軍の総大将になったのが、白亀西です。
白亀西が総大将になった事を知った廉頗四天王の輪虎、玄峰、姜燕、介子坊は驚いた様な表情を見せています。
廉頗が大将でない事に廉頗四天王たちは驚いていたわけですが、ここに廉頗の策があったわけです。
白亀西が総大将になった理由ですが、廉頗は魏王の信を得られず戦場に立てなかった事になっており、いきなり廉頗が大将になっても士気は上がらないと考えた為でした。
史実でも魏では廉頗を用いなかった話があり、史実を反映した設定になっているのでしょう。
廉頗は白亀西を「凡将だか国民に好かれている白亀西を大将にして、裏方で操った方が戦いやすい」と考えたわけです。
尚、この時に廉頗は白亀西を「亀頭西」と呼んでおり、白亀西はネタにされています。
廉頗の抱擁
戦いの前に廉頗は武将たちと「武運を祈る」と抱擁を行う習慣がありました。
廉頗四天王の介子坊、輪虎、姜燕、玄峰に続き、廉頗は白亀西を呼び出しました。
白亀西は遠慮気味で乗り気ではありませんでしたが、廉頗のパワーで抱擁されると熱い高揚感を感じ、腹の底から湧き上がってくるものを感じています。
白亀西は走り出し兵たちの前で、雄たけびをあげる事になります。
廉頗と蒙驁の戦いが始まりますが、先鋒隊の戦いでは秦軍が優勢に戦いを進めました。
白亀西は焦りますが、廉頗は落ち着いており「魏兵の力が発揮されるのはここから」と述べています。
廉頗の抱擁により白亀西はエネルギーをチャージされた様ではありますが、山陽の戦いが始まる頃には解けていたと見る事も出来ます。
白亀西の最後
山陽の戦いでは雨の中を桓騎が白亀西の本陣を急襲しました。
この時の廉頗は本陣を空けて、蒙驁の本陣を攻撃していたわけです。
白亀西は桓騎は介子坊と戦っていると考えており、桓騎の登場に焦る事になります。
雷土の活躍もあり、配下の魏軍は投降し白亀西は、桓騎に捕らえられました。
ここで桓騎は白亀西が「名前だけの総大将」だと看過しており「命乞いしろ」と命じています。
桓騎は白亀西に「地べたに這いつくばって必死に許しを乞えば 命だけは助けてやる」と告げました。
白亀西にとっては屈辱的な事を桓騎は要求したわけです。
しかし、白亀西は「バカにするな若造」と述べると「秦の犬に頭を下げるくらいなら百回でも死んでやるわ」と拒否しました。

白亀西は意地を見せたと言えるでしょう。
ここで桓騎は「何かしらけたな」と告げると、中貴に連れて行く様に命じますが、次の瞬間に桓騎は白亀西を刺しました。
ここで桓騎は一思いに殺さず、痛みを伴う方法を取った事で、白亀西は激痛で叫ぶ事になります。
白亀西の最後は桓騎の異常者ぶりを現わす最後となっています。
山陽の戦いの方では廉頗が敗北を認めた事で、秦軍の勝利が決まりました。