
| 名前 | 中鉄(ちゅうてつ) |
| 登場 | キングダム |
| 所属 | 飛信隊 |
| コメント | いぶし銀の活躍が多い |
中鉄は漫画キングダムに登場する架空の人物です。
「富村の殺し屋」とも呼ばれており、蛇甘平原の戦いの伍作りでは、その強さから人気を集めました。
中鉄は飛信隊の最古参の人物で、田有や竜川らと共に飛信隊怪力三人衆の一人でもあります。
中鉄は基本的に言葉を発しませんが「いぶし銀」の活躍を見せるキャラでもあります。
英呈平原の戦いまでには、三百人将にまで出世しました。
ただし、田有や竜川に比べて出世が遅れており、その理由なども考察してみました。
尚、キングダムの世界では中鉄は死亡しておらず、未だに生き残っています。
中鉄の初登場
中鉄の初登場はキングダム5巻。第49話「伍」です。
信は蛇甘平原の戦いに参戦する事になりますが、5人一組の伍を組む事になります。
この時に自分の伍に入るようにと人気があったのが、中鉄と田有です。

中鉄は「富村の殺し屋」の異名を取り「俺の組に入れば特別待遇」「俺の組は料理屋の せがれがいるから飯がうない」など、多くの勧誘がありました。
中鉄や田有は人並外れたガタイの持ち主であり、引く手あまただったと言えるでしょう。
信は羌瘣、尾平、尾到らと澤圭の伍に入りますが、中鉄がどの伍に入ったのかは不明です。
蛇甘平原の戦いでは、騎馬に乗る信を見て田有と共に眺めるシーンなどがあります。
中鉄と馬陽の戦い
信は百将となり馬陽の戦いに挑む事になります。
この時に飛信隊の第十五伍長を務めたのが、中鉄です。
信は王騎の命令を受け馮忌の首を狙う事になります。
馮忌の軍に突入した時に、信は中鉄、田有、竜川、山和の四名を先頭に立てパワーでこじ開けようとしました。
中鉄は先陣に加わりますが、この時に一番活躍したのは、竜川だったと言えるでしょう。
信は馮忌を討ち取り飛信隊は任務を達成しました。
夜になると龐煖の夜襲があり、飛信隊は結局は撤退を余儀なくされ、バラバラとなります。
石の石笛で集まってきますが、この時に中鉄は動けなくなった尾平を回収しています。

無口ながらも確実に任務をこなし、隊に貢献している事が分かる場面でもあります。
馬陽の戦いでは王騎が戦死し幕を閉じました。
飛信隊怪力三人衆
キングダム第67巻・第730話「紅春」で飛信隊は宜安城の攻略に取り掛かりました。
ここで飛信隊は敵兵が多すぎて入るのが困難となり、李信は羌礼であっても斬り込めないと考えたわけです。
この時に李信は飛信隊怪力三人衆と呼んでいます。
この事から、中鉄は飛信隊の中でも腕力の強さはトップ3に入った事は確実でしょう。
竜川は無茶をし殺されそうになりますが、中鉄がギリギリの所で救いました。
さらに、中鉄は戦いを続けており、「いぶし銀」の活躍を見せたわけです。
ただし、怪力三人衆において一番活躍が目立っていたのは、田有となります。
怪力三人衆は、この戦いで傷つき重症となります。
しかし、砂鬼一家により救われ一命を取り留めました。

この時に回復を願う信が昔の事を思い出し、田有や竜川が言葉があるのに対し、中鉄だけが無言だったのも印象的です。
中鉄の出世が遅れる理由
英呈平原の戦いの前までには、中鉄は三百将となっています。
この時に同じく怪力三人衆の竜川は千人将となっており、田有に至っては二千人将となっています。
中鉄が「いぶし銀」の活躍を見せながらも出世が遅れる理由ですが、無口なのが原因になっているのではないでしょうか。
戦いでは軍を指揮する為に声を出す必要があり、声を発しない中鉄の出世は遅れている様に感じました。