キングダム

犬戎王ロゾは圧政を布き凶暴な性格をしている

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宮下悠史

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名前ロゾ
登場キングダム
所属犬戎
部下ブネン、トアク、ゴバなど
コメント圧政を布いていた。

ロゾは漫画キングダムに登場する架空の人物です。

犬戎は実在した事が史書に書かれていますが、犬戎王ロゾの名は登場しません。

キングダムでロゾが初めて登場した時に多くの読者が「凶暴そうな奴が出て来た」と思ったのではないでしょうか。

ロゾの配下には弟のブネン、トアク、ゴバの犬戎三兄弟がいます。

キングダムでの犬戎王ロゾは鄴攻めの橑陽の戦いで登場し、最終決戦では圧倒的なパワーを見せました。

しかし、最後はフィゴ王ダントと壁の攻撃により命を落としています。

尚、犬戎王ロゾの死亡シーンはキングダム53巻の第573話『立ち向かう者』となっています。

犬戎王ロゾの登場

キングダムでは鄴攻めを行った時に、王翦朱海平原李牧と戦い、桓騎が鄴の城を囲みました。

この時に橑陽では楊端和が率いる山の民と、の軍が戦う事になります。

橑陽は普通の城ではなく犬戎がおり、犬戎王ロゾの根城でもあったわけです。

ロゾは巨漢の体躯の持ち主であり、現れるや趙の公孫龍に「片目」と呼び、大将かの確認をしました。

ここで舜水樹が現れると、ロゾはいきなり「ポルフこ奴の首をはねよ」と命令しました。

しかし、舜水樹は李牧の名を出し、顔色一つ変えず対応しています。

舜水樹は匈奴の言葉を喋る事ができ、ロゾとも普通に会話が出来たわけです。

これが犬戎王のロゾの初登場のシーンであり、キングダム49巻の第528話「犬戎の末裔」での話です。

尚、犬戎が登場した時に北斗の拳の「牙一族みたい」と思った人も多いのではないでしょうか。

ロゾの羊の肉の話

舜水樹は李牧の代理で来たと言うと、ロゾは「貴様らの王はクソだが李牧は嫌いではない」と伝えました。

ロゾのいうクソな王は、悼襄王を指す事は明白でしょう。

ロゾは「李牧が毎年一度 自ら橑陽に赴き雁門のうまい羊をふるまってくれる」と述べ、李牧への好感を口にしました。

舜水樹は犬戎の共闘を求めますが、ロゾは見返りを要求しました。

ここで舜水樹が見返りが「来年以降も李牧様が自らふるまわれる うまい羊の肉だ」と応えています。

公孫龍も含めた趙の人々は、そんな見返りではロゾは口説けないと思いますが、予想に反してロゾは趙との協力を約束しました。

ロゾが羊の肉で味方する事を約束したシーンを見て「何で」と思った人も多いのではないでしょうか。

たかが肉でなぜ、ロゾを口説けたのか不思議に思った人も多いはずです。

正史三国志の董卓伝を見ると、董卓が羌族の顔役たちに耕牛を殺し肉を出し宴会を開き羌族の心を掴んだ話があります。

三国志の世界はキングダムの世界よりも400年ほど後の時代ですが、春秋戦国時代に肉を振舞い異民族の心を掴む話があってもおかしくはないと感じました。

さらに言えば、李牧が犬戎に羊の肉を贈った話は、三国志の董卓の逸話が元になっているのかも知れません。

それでも、李牧の心遣いによりロゾは趙への味方を決断したわけです。

ロゾは「我らこそ、西戎の祖だ。”山の王”などと のぼせあがった小娘の生皮を この手で全てはぎとってくれるわ」と意気込みました。

犬戎王ロゾの出陣

橑陽の戦いが始まりますが、軍は二日目の夜に壁の軍は兵糧を焼かれてしまいました。

戦いは続きメラ族のカタリを犬戎のブネンが討ち取られますが、犬戎のトアクはフィゴ王ダントにより討ち取られています。

山の民のバジオウが奮戦し、チダはシュンメンが討ち取り秦軍が優勢になるかと思われましたが、ゴバは兵を後退させました。

楊端和がゴバの退路を塞ごうとすると、犬戎王ロゾが舜水樹と共に橑陽の城から出陣してきました。

ロゾは「楊端和は生け捕れ」と命じています。

楊端和はロゾとは戦おうとせず、背後にいたゴバを討ち脱出しました。

しかし、犬戎軍の追撃にあい多くの兵を損耗する事になります。

後の事を考えれば、ロゾが橑陽の城から出てしまったのは、悪手だったと言えるでしょう。

ロゾの戦いぶり

楊端和は戦闘不能になりますが、バジオウが単騎で守り続けタジフシュンメンの援軍により救われています。

この付近にロゾが到着し、山の民のフィゴ王ダントも到着しました。

これにより乱戦が始まっており、舜水樹が「厄介な軍が来たぞ 犬戎王」と告げますが、ロゾは自信満々に「雑魚が何人湧こうが このロゾの相手ではないわ」と言い放っています。

ロゾは「王はここにおるぞ」と述べ、山の民を「裸族」とも呼び、暴れまわりました。

こうした中でロゾとフィゴ王ダントの戦いとなりますが、ロゾは周辺の兵も蹴散らし、圧倒的な強さを見せます。

ロゾが戦っている間に、ブネンはキタリにより討ち取られました。

犬戎王のプライド

ロゾは体格を生かした圧倒的なパワーを見せます。

ここでフィゴ王ダントが自らの名を名乗り、ロゾに立ち向かいますが、一撃でダントはぐらつきました。

ロゾはダントに「貴様らは西の山界で山の民などとほざいておるが、元をただせば犬戎こそが 貴様ら西戎の祖だ」

「我こそは貴様らの王 犬戎王ロゾである」「王に刃する愚か者共がどんなに目遭うか その身をもって知るがいい」と告げました。

ロゾはダントが”フィゴ王”を名乗るのが気に入らなかったのでしょう。

ロゾは犬戎王の名にプライドがあった事も分かる言葉です。

この時にの壁はロゾの背後に迫っていますが、親衛隊に阻まれ、中々近づく事が出来ませんでした。

ロゾの最後

ダントが渾身の力でロゾに討ちかかるも苦戦しますが、壁がロゾの背後に現れ討とうとするも、素早く反応したロゾの攻撃を受けて吹き飛ばされました。

壁は泡を吹いて気絶しますが、今度は背後からダントがロゾに斬り掛かっています。

ロゾとダントは共に落馬し、ロゾが上になり優勢となりますが、次の瞬間に壁が後ろに立ちロゾを討ち取りました。

これがロゾの最後であり、橑陽の城もエンポじぃにより陥落しています。

この後に犬戎から離脱しますが、ロゾの圧政により苦しめられていた事を話しました。

残った犬戎らは山の民が危害を加えない事を知っており、軍を解放者として迎える事になります。

ロゾの死を以て、橑陽の戦いは秦軍の勝利が決まったと言えるでしょう。

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