キングダム

フィゴ王ダントは豪快で漢気もある

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宮下悠史

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名前フィゴ王ダント
登場キングダム
所属山の民、フィゴ族
ペットカブロ(鳥)
コメント豪快で漢気ある性格でもある。

フィゴ王ダントは漫画キングダムに登場する人物です。

春秋戦国時代にはダントと呼ばれる人物は確認する事が出来ておらず、架空の人物になるのでしょう。

鄴攻めでは橑陽の戦いが勃発しますが、犬戎三将の一人であるトアクを討ちました。

さらに、最終決戦では犬戎王ロゾに立ち向かい壁と共に討ち取っています。

恥じらいもなく「楊端和を自分の女にしたい」と述べたりしていますが、楊端和には上手くコントロールされている感じでもあります。

フィゴ王ダントは下品にも見えますが、よく言えば男性力があるという事なのでしょう。

実際のフィゴ王ダントは漢気もある人物だと感じました。

ダントを見て「かっこいい」と思った人も多いのではないでしょうか。

現在のところフィゴ王ダントは死亡しておらず、生き残っています。

橑陽の攻防戦

フィゴ王ダントの初登場

キングダムのフィゴ王ダントの初登場は、キングダム48巻・第518話「戦地・橑陽」となります。

橑陽の戦いを前にして、フィゴ王ダントはバジオウの隣にいました。

作中では語られていませんが、ここでフィゴ王ダントは「あれ程 死闘を繰り返してきた貴様らと このフィゴ族が こうして肩を並べる時が来るとはな」とバジオウに語り掛けています。

さらには「女王(楊端和)があんな女でなかったら 貴様らを全滅するまで戦ったのだがなぁ」とも語っています。

他にも「族長たちは楊端和が自分に惚れて股を開くのを夢見ている」などの発言もあり、フィゴ王ダントが行儀のよい男ではない事が分かるはずです。

フィゴ王ダントは過去に山の民の戦いで楊端和とかなりやり合い、楊端和を惚れさせ自分のものにしたいという野望もあったのでしょう。

楊端和の作戦

王翦は壁に一万の兵を預けて楊端和への援軍としました。

しかし、壁は兵糧を焼かれるなどの失態を犯しています。

楊端和は軍議を開き、短期決戦を望みますが、ここで直ぐに作戦を言わなかったわけです。

これを見たフィゴ王ダントは「もったいぶるな死王 作戦があるならさっさと言え お前がもったいぶると 本当に血の臭いが してきてたまらぬわ」と答えました。

山の民の中では壁を非難する者が多かったわけですが、フィゴ王ダントには、その様な様子は一切なく普段と変わらず、荒々しい態度でいたわけです。

楊端和は犬戎王ロゾの血族であるゴバブネントアクの三将を明日の戦いで討つ事を告げました。

フィゴ王ダントはゴバ、ブネン、トアクの三兄弟が強い事を理解しており、パン族とロカ族が皆殺しにあっている事を告げています。

ここで、楊端和は部隊を三つに分ける事を提案し楊端和の本隊、フィゴ王ダントの軍、壁とメラ族のカタリの軍としました。

楊端和は意気込んで三将の首を取ると言うと驚く者も多くいましたが、フィゴ王ダントは顔色一つ変えず「では 明日はまず ザン族あたりから 突撃させるかのぉ」と述べています。

フィゴ王ダントの役目は犬戎三兄弟の末弟であるトアクを討つ事に決定しました。

ダントがトアクを討ち取る

橑陽の戦いの九日目が開戦となり、楊端和の軍のバジオウが前に出て敵を犬戎の軍を押し始めました。

これを見ていたフィゴ王ダントは「何しろ末っ子がこのフィゴ王を畏れて動いては来ぬ。故に出遅れたわ」と笑いながら戦いを始めています。

激闘が行われ、壁の軍ではメラ族長のカタリブネンにより討ち取られる事態となり、キタリも負傷しました。

こうした中でフィゴ軍は奮戦し半日で半数の兵を失いながらも、トアクの本陣の前まで辿り着いたわけです。

トアクの前に現れたフィゴ王ダントは「想像していたよりだいぶ強かったぞ。褒めてつかわす」と語りかけました。

この時のダントは体には既に何本も矢が刺さっていましたが、気力は全く衰えてはいませんでした。

トアクはフィゴ軍の兵の損耗の激しさを理由に愚将扱いしますが、ダントは「楊端和と戦っていた時に比べれば子供の遊び」などの言葉を履いています。

ダントはトアクを挑発し、トアクが襲い掛かると「弱い」と述べ一撃で倒しました。

犬戎王ロゾとの戦い

楊端和は自ら囮となり犬戎王ロゾの本隊を誘き出しました。

楊端和はゴバは討ち取りましたが、損害も大きくバジオウと共に戦闘不能状態にまでなっています。

橑陽の城から離れた場所で、遭遇戦となり、この中にはフィゴ王ダントの姿もありました。

この時に見方によれば、楊端和やバジオウも傷つき軍が圧倒的に不利な状況にいました。

しかし、フィゴ王ダントは「これが楊端和の策」だとし「敵味方が城を離れた場所に集まっている」と指摘しています。

ここでの舜水樹はハッとし、橑陽の城は山の民エンポが密かに攻略に向かっていました。

楊端和の狙いは犬戎王の首にあるとまで告げています。

楊端和の策をフィゴ王ダントは正確に理解していたと言えるでしょう。

犬戎王のロゾに苦戦

犬戎王ロゾが圧倒的な強さを見せフィゴ王ダントの所に向かって来ました。

当然ながら、フィゴ族の多くの兵が犠牲になっています。

フィゴ王ダントは自分よりも体格に優れた犬戎王ロゾに「死王に代わり大族フィゴ王ダントが貴様を討ち この橑陽の最後の夜を終わらせるぞ!!」と向かっていく事になります。

壁とキタリは壁が犬戎王ロゾを討ち、キタリがブネンを討つと約束していました。

犬戎王ロゾの正面からはダントが攻撃し、壁は後方からロゾを攻撃する展開となります。

キタリはブネンを討ち兄の仇を取っています。

一早くロゾの元まで辿り着いたダントですが、パワー勝負ではロゾに分があったのか苦戦しました。

この時にロゾはダントに「たかが一つの族の長が王を名乗るな」とまで言われ挑発されています。

壁はロゾの親衛隊に阻まれ近づく事が難しく到着が遅れていました。

フィゴ王ダントの漢気

ダントは勇ましく立ち上がると犬戎は橑陽に留まり続けたが「我らは西の大山界で覇を争い戦い続けて来た」と述べました。

犬戎は留まる者であり、山の民は「立ち向かう者」だと述べ「だから我らは加勢している」と言い放っています。

ダントは挑発しますが、犬戎王ロゾに力負けしています。

しかし、ダントの狙いは自ら囮になる事であり、壁にロゾを討たせる狙いがあったわけです。

壁は後方からロゾに襲い掛かりますが、地面に叩きつけられ泡を吹いて転がりました。

次の瞬間にはフィゴ王ダントが犬戎王ロゾに斬り掛かったわけです。

ロゾが壁に気を取られている隙に背中を攻撃しました。

ダントはロゾの馬の首を斬り落とし、共に落馬する事になります。

フィゴ王ダントはロゾに上を取られていますが、次の瞬間には壁が後ろにいる事に気がづき「やはり今宵の英雄の座は貴様に譲ってやるわ。壁将軍」と述べると、壁が背後から攻撃しロゾを討ち取りました。

ここでダントは「ようやく漢になったではないか」の言葉を発しています。

犬戎王ロゾを討ったのは壁ですが、ダントの漢気が溢れる展開だったと言えるでしょう。

エンポも橑陽の城を陥落させており、橑陽の戦いは秦軍の勝利に終わりました。

趙攻略戦

楊端和に見とれるダント

趙攻略戦でもフィゴ王ダントは楊端和の軍の一員として登場しています。

キングダム852話「展開完了」では楊端和を「美しい」と見とれていました。

ダントは「ずっとあ奴を儂の女にしたいと思っていた」などの言葉を発しますが「最近は近い所で見るだけで満たされておる」とも述べています。

ダントが何かを発するたびに部下からは「最低」「老いた」などの言葉も言われており、部下達とは戦場では厳しくても和気あいあいとやっている様子が分かる所でもあります。

しかし、陽端和はフィゴ王ダントを見つけると口笛を吹きサインを送りました。

これを見たダントは興奮し部下のニムシに「やはり楊端和は儂の女にする」と勇んだわけです。

部下は「それでこそ、我らが王」と言われています。

フィゴ王ダントは楊端和に上手くコントロールされているのが分かる場面でもあります。

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