
羅元は漫画キングダムに登場する蒙驁配下の将軍です。
キングダムのオリジナルキャラクターであり、実在の人物ではありません。
秦軍は魏の高狼城を陥落させますが、郭備などの千人将が次々に暗殺される事件が起きました。
蒙恬は不審に思い羅元の所まで赴き、注意を促しています。
秦の将軍を次々に暗殺していたのは、廉頗の配下の輪虎だったわけです。
羅元は刺客の正体は魏の残党だと考えて楽観視していましたが、本人も輪虎に討ち取られ最後を迎えました。
羅元の死亡シーンはキングダム19巻・第196話「飛槍」です。
因みに、羅元は196話で登場したと思ったら、その回の中で亡くなっています。
羅元配下の千人将が討たれる
魏の高狼城は陥落しましたが、秦の千人将である郭備、比至、馬告が立て続けに命を落としました。
廉頗の配下である輪虎が暗躍していたわけですが、秦の方では何が起きていたのかも分からず、不穏な空気が流れる事になります。
陸千人将も討たれ動揺が拡がりますが、秦の将軍の羅元は「うろたえるな 巡回の警備を三倍に増やせ 城門は固く閉ざし一人も通すな」と指示を出しました。
羅元の所に蒙恬がやってきたわけです。
蒙恬は「ネズミがまぎれ込んだとか」と述べると、羅元は既に千人将を6人失ったと応えました。
既に羅元配下の千人将が6人も討たれている事が分かります。
蒙恬が羅元に忠告
羅元は白老様(蒙驁)は用心深く、さらに守備兵を増やしたと蒙恬に伝えました。
さらに、羅元は「若(蒙恬)の楽華隊は三百人隊だが格付けは、既に千人将」だと伝え、刺客の暗殺名簿に名前が載っているのではないかと注意を呼びかけています。
蒙恬は討たれた千人将は主攻を担う将軍たちばかりだと述べると、「実力者を選別して狙い撃ちにしている」と独自に分析していました。
蒙恬の話を聞いた羅元は「蒙家は若の代で益々安泰だな」と呟いており、蒙恬の洞察力の高さを認めたのでしょう。
しかし、羅元は呉慶がいなくなった魏では、戦いの前から布石を打てる様な将はいないと述べると、魏の残党が城内で刺客になっていると予想しました。
蒙恬は手練れの千人将を多く失っており、将軍である羅元に注意を促しました。
羅元は「分かっておる」とは応えましたが、次に「心配するな刺客は今晩中に捕まえて斬首だ」と大笑いしています。
羅元は刺客を軽く考えており、多くの読者が「羅元も暗殺されるんじゃないか」と予想したのではないでしょうか。
羅元の最後
魏の首都である大梁では廉頗と魏の景湣王が、輪虎について話をしていました。
廉頗は輪虎が王騎に一刀を浴びせた話をし「儂(廉頗)から放たれた あ奴は誰にも止められぬわィ」と告げました。
この時に戦場の輪虎に場面が切り替わりますが、輪虎に斬られていたのが羅元だったわけです。
羅元は首を斬られ絶命しており、最後を迎えておりキングダムの物語からフェードアウトしました。
当然ながら羅元の死は騒ぎとなり蒙恬、王賁、信らにも情報は届いています。
蒙恬は羅元の死を聞くと「馬鹿な一体どうやって」と状況を掴めない描写があり、羅元が油断していたわけではなく、輪虎が想像の遥か上を行く敵だった事が分かります。
羅元にとってみれば、相手が悪かったという事になるのでしょう。