シュンメンは漫画キングダムに登場する架空の人物です。
山の民の一員であり鳥牙族の戦士でもあります。
鳥のクチバシの様な仮面を被っているのが特徴となります。
シュンメンは王都奪還編ではランカイと戦いバジオウと共に竭氏を斬るなどしました。
橑陽の戦いではチダを討ち取り、タジフと共に楊端和とバジオウに危機に駆け付けています。
戦いが終わった後に、楊端和に冗談でバジオウが亡くなったと述べてしまい、足蹴にされ人間椅子にされてしまう描写もあります。
バジオウやタジフに比べると、血気盛んであり口数も多いのがシュンメンだと言えるでしょう。
山の民の中ではバジオウ、タジフに次ぐナンバー3の戦士となっています。
尚、現在のところキングダムのシュンメンは死亡しておらず、生き残っています。
王都奪還編
ランカイとの戦い
シュンメンは王都奪還編では信、壁、バジオウ、タジフらと共に右龍の回廊から本殿に向かいました。
成蟜は切り札のランカイを出し、ランカイは暴れまわりますが、バジオウがタジフとシュンメンに退がる様に命じています。
バジオウは圧倒的なスピードでランカイを圧倒しました。
これを見ていたシュンメンが前に出て「一人でハリキリすぎだ そろそろ参加するぞ」と伝えると、バジオウは何かを喋りますが、言葉にはならずシュンメン達であっても聞き取れませんでした。
シュンメンは「こっちだって鳥牙族の代表だ。バジ族にだけ格好つけさすわけには いかねぇんだよなあ タジフ」と伝え、参戦を促しています。
タジフとシュンメンが参戦すると、ランカイはさらに苦戦しました。
シュンメンのスピードもかなりのものであり。ランカイを苦しめたわけです。
ランカイを倒し竭氏を成敗
成蟜の喝でランカイがより狂暴となりますが、信がバジオウとシュンメンにランカイの動きを止めて欲しいと要請しました。
シュンメンは平地の言葉が理解できず、バジオウが内容を伝えています。
この時にシュンメンは「バカな俺たちが苦戦しているのに ガキがどうやって倒すというのだ」「それに あれだけ半狂乱で走り回られちゃ止めようが・・・」と難色を示しました。
シュンメンは信の実力に疑問を抱いていたわけです。
しかし、ここでタジフがランカイの足にタックルをし、ランカイの動きを止めようとしました。
バジオウとシュンメンはタジフを助ける意味も込めて、ランカイに向かって行ったわけです。
シュンメンはこの時に「5秒数えるぞガキ」と述べて、ランカイに向かっていきます。
これが足止めとなり、信はランカイを剣で戦闘不能に陥らせています。
この後に、騰が現れ冷静さを失くした竭氏が逃亡しますが、河了貂の吹き矢が命中し、バジオウとシュンメンが十文字に切り討ち取っています。
竭氏を討った時のバジオウとシュンメンはまさに「成敗」と言った感じであり、カッコいいと思った人も多いのではないでしょうか。
シュンメンとバジオウの違い
竭氏は討たれましたが、河了貂が刺され苦しそうに転がる事になります。
この時に、成蟜が扉から外に出る姿を目撃しており、シュンメンは「あのガキ(成蟜)正面扉から外に出るぞ」とバジオウに伝えました。
バジオウは平然と剣先に竭氏の首を掛け外に出ようとしますが、シュンメンは河了貂を見て「オイ このガキ放っといていいのか?」とバジオウに訪ねました。
シュンメンは河了貂の事を心配していたのでしょう。
しかし、バジオウは河了貂を構うなと楊端和らと外に出る様に促し、シュンメンも外に出ました。
バジオウよりもシュンメンの方がウェットな性格をしているのが分かる描写でもあります。
王騎が現れ場を鎮めますが、肆氏はまだ諦めてはおらず、反撃を企てようとしました。
ここで竭氏の首を掲げた信、バジオウ、シュンメンが現れ成蟜は騒ぎますが、既に裸の王様となっており勝負は決しました。
尚、王都奪還編が終わるとランカイも山の民の一員となりますが、キングダム公式ガイドブックやキングダムのおまけ的な漫画によると、シュンメンが教育係になったと書かれています。
合従軍篇
合従軍篇では函谷関の戦いがあり、続いて蕞の戦いが勃発しました。
蕞では嬴政、昌平君、信らが必死に守りますが、李牧の攻勢の前に苦しい立場となります。
当然ながらシュンメンもおりタジフが「間に合わなかった?」と訪ねると、バジオウが「いや かろうじて まだ城壁の上に秦兵はいる」と答えました。
ここでシュンメンが「ったり前だ。終わってたまるか こっちは全部投げ出してきてやったんだぞ」と述べ「ったくそれにしても ムチャクチャするぜ うちの王様も・・・」と楊端和に文句を言いました。
シュンメンの言葉を楊端和は聞き取っており「何だ」と応えると、シュンメンは口を閉ざしています。
楊端和はシュンメンにとって絶対的な存在であり、頭が上がらなかったのでしょう。
山の民の援軍により秦は巻き返し、龐煖も撤退させ蕞を守り通しています。
鄴攻め
チダを討ち取る
鄴攻めでは、鄴を桓騎が囲み、王翦が朱海平原の戦いで李牧に挑む事になります。
橑陽の戦いにはシュンメンも参戦しています。
壁の失敗で兵糧を焼かれてしまい秦軍は苦しい立場となりますが、楊端和は犬戎王ロゾの三兄弟でもあるゴバ、ブネン、トアクを一日で討つ作戦に出ました。
橑陽の戦いの9日目が幕を開けると、メラ族のカタリがブネンに討ち取られています。
しかし、フィゴ族のダントがトアクを討ち取りました。
ゴバはトアクが討ち取られた事を知りますが、ゴバの正面にはバジオウが迫っていたわけです。
犬戎のチダはバジオウに気を取られていましたが、横から馬に乗ったシュンメンが現れ、一撃でチダを葬りました。
チダを葬ったシュンメンは「バジオウによそ見してんじゃねぇよ」「死王軍内で最も脚が速いのは この鳥牙族だ 憶えとけ」とセリフを吐きました。
タジフの歩兵団も追いついた事で、シュンメンは「長兄ゴバの本軍に迫れる」と勇んでいます。
退路を断とうとする鳥牙族
シュンメンはゴバの本陣に迫ろうとしますが、ゴバは軍を後退させました。
これは予想外の行動であり、本来ならばシュンメン率いる鳥牙族がゴバの退路を断つ予定だったわけです。
ここで同じく鳥牙族のオオベスドはシュンメンに「退路を断つのは鳥牙族の役目だったのだぞ」と急かされています。
シュンメンは「お前に言われなくても分かっている。オオベスド」「だがゴバの首の重さを誰より切実に分かっているのは、もちろん我らの王だ」と述べると、楊端和の軍が動いている事を察知しました。
楊端和は自らゴバの首を取りに行きますが、趙の舜水樹の策もあり、犬戎王ロゾの本隊が城から打って出て来ました。
楊端和は包囲されますが、ゴバを斬り脱出しています。
バジオウと楊端和の危機に現れる
楊端和はゴバを斬りましたが、多くの兵を失いバジオウが単騎で守る展開となります。
バジオウは傷つき楊端和も動けなくなりますが、ここにおいてタジフやシュンメンが助けに来ました。
楊端和を助けに来たシュンメンは「何故か感じるんだよなぁ。仲間の悲痛な心の叫びってやつはよ」と叫んでいます。
ここで戦闘となり、シュンメンはタジフと共に力戦する事になります。
この場面で犬戎王ロゾが近くに現れ、フィゴ王ダントも到着しました。
乱戦となりますがブネンはキタリが討ち取り、ロゾは壁とダントで討ち取っています。
既に橑陽の城はエンポじぃが率いる猿手族が陥落させていました。
これにより橑陽の戦いは山の民と秦の連合軍の勝利と決まりました。
シュンメンの熱い言葉はかなり良かったと感じています。
朱海平原の戦いも龐煖が戦死するなどしており、鄴攻めも成し遂げられています。
楊端和の人間椅子にされるシュンメン
橑陽の戦いが終わると、楊端和はロゾを討った壁を労ったりしています。
ここでシュンメンとタジフが現れると、シュンメンはいきなり「今、バジオウが静かに息を引き取りました・・・。と伝えました。
楊端和やキタリは驚きますが、シュンメンは「ってのは冗談でロコ族の長老自ら手当をしてくれて とりあえず死にはしないだろうと・・」と本当の事を告げました。
バジオウは生きていたわけです。
楊端和はシュンメンの言葉に怒ったのか、ストンピングを見舞っています。
さらに、近くにいたキタリは「死ね バカ鳥 シュンメン」と告げました。
この後に、シュンメンが楊端和の人間椅子になっている描写もあります。
シュンメンのお茶目な一面がみれるシーンでもあります。