キングダム

松左(しょうさ)は槍の使い手で最後が泣ける

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宮下悠史

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名前松左(しょうさ)
登場キングダム
コメント槍の使い手で最後が泣ける

松左は漫画キングダムに登場する架空の人物であり、飛信隊の最古参のメンバーでもあります。

松左は槍の使い手というだけではなく、時には機転の利かせたセリフもあり信たちを助けました。

鄴攻めで行われた朱海平原の戦いでは、干斗ら飛信隊の新人を助け奮戦するも深手を負う事になります。

松左の最後の場面では、崇原と語り合い信が到着すると最後を迎えました。

松左の死亡シーンは感動的に描かれており、多くの読者が涙を流したのではないでしょうか。

尚、松左の死亡シーンは55巻の第595話「最高の隊」です。

馬陽の戦い

松左の初登場

松左は飛信隊の第十伍長となり、馬陽の戦いから参戦しています。

秦軍は戦場に向かいますが、多くの者が脱走している事態となります。

この時に松左は「強制徴兵で初陣の者も多く心の準備が出来てない」事を述べており、さらには「戦場に近づくほど脱走者が増える」と予言しました。

松左の読みは的中し、さらに脱走者が増える事になります。

この言葉からも分かる様に、松左は冷静な頭脳も持っているわけです。

察してやんなよ

信は王騎から馮忌の首を取るように命じられました。

飛信隊は密かに馮忌の軍の隣に行き、横やりを入れようとしたわけです。

信は馮忌の軍に突入するにあたり、怪力の持ち主である中鉄、山和、田有、竜川の四名を先頭にしようとしました。

しかし、竜川には躊躇いがあり、進んで先頭に立とうとしなかったわけです。

これを見た松左は「竜川には第一子が生まれた」事を皆に告げました。

松左は「察してやんなよ」と述べると「ここで死ねば可愛いガキの顔は見れず、ガキ本人も片親になる」と竜川の気持ちを代弁しています。

飛信隊の多くの者が自分の事を第一に考えますが、松左だけは竜川の気持ちになっていたと言えるでしょう。

この後に、信の言葉に竜川は奮起し敵陣に突入しました。

馮忌の軍に横やりを入れますが、この時に松左と魯延が軍略について語るシーンもあります。

この時点で松左が伍長程度の器ではない事も分かるはずです。

松左は槍を持ち奮戦しました。

最終的に干央の軍も到来した事もあり、馮忌は信が討ち取っています。

今を皆と楽しめ

馬陽の戦いが終わると、信は三百将に出世しており、松左も什長となっていました。

信は戦いには勝利していましたが、小さい戦いばかりであり欲求不満に陥っていたわけです。

馬陽の戦いでは李牧の計略により王騎も討たれており、信は李牧の事も考え苛立ちも募っていました。

ここで松左が信を槍で頭を叩いています。

松左は信に神妙な顔をしても大戦が起きるわけではないと説き、今は隊を太らせて力を蓄える時期だと伝えています。

松左は少し肩の力を抜いて「ちゃんと今を皆と楽しめ」と伝えました。

これも隊を強くする為の秘訣だと松左が信に告げると、信は肩の力が抜けたわけです。

物事を俯瞰し、冷静に見れるのも松左の魅力の一つなのでしょう。

越えられない壁

王賁と玉鳳隊とのやり取りで飛信隊にはフラストレーションが溜まりました。

その日の夜に皆が集まっていましたが、松左は「久しぶりに思い知らされちまった」「俺達百姓と奴ら貴士族との差」「越えられねぇ でっけェ壁があったってことをな」と本音を語りました。

昂は玉鳳隊が「かっこいい」と述べたりし、皆の反感を買いますが、信は昴を励ましました。

信は「松左!今さら壁なんて下らねェこと言ってんなよ そんなの単なるいい訳だろ」と告げると、反骨精神も見せています。

飛信隊は騎馬が主体の玉鳳隊には出来ぬ、泥臭い戦いを見せる様になり、成長に繋がる事になりました。

朱海平原の戦い

松左の配慮

鄴攻めの前に河了貂が考案した飛信隊の入隊試験が行われました。

こうした中で崇原が入隊希望者10人を一人でやっつける場面もあったわけです。

崇原は隊長の信の強さを語ると、入隊希望者の多くが驚いています。

ここで松左が現れると、崇原にボコかれた干斗の肩を組み「どうだ ますます入りたくなっただろ 飛信隊に」と告げました。

松左の一言で多くの者が「もちろん入りたいっす」と告げ、田有が喝を入れています。

松左は人の心を読むのが上手く、入隊希望者のやる気を削がない配慮をしたと言えるでしょう。

逆に言えば「アメとムチ」のアメを与えたとみる事も出来ます。

このシーンが松左と干斗の出会いでもありました。

干斗は松左の後継者の様な人物となります。

尚、鄴攻めの頃には、松左は副歩兵長兼百人将となっています。

松左の一喝

王翦李牧の間で朱海平原の戦いが勃発しました。

飛信隊と趙峩龍との戦いが起きていますが、ここで苦しい戦いが続いています。

渕さんは松左の軍との合流を考えますが、松左は安丁を助けに行った事を告げられました。

松左は飛信隊の新人が多くいる事に気付き助けに行ったわけです。

干斗がやられそうになりますが、松左の槍が救いました。

の大軍に対し松左は「力技で抜けっ」と脱出を指示しています。

こうした中で松左は趙兵に槍で背中を突かれ倒れました。

しかし、松左は「何でもない行くぞ」と直ぐに立ち上がり前進を始め「副歩兵長肩を」と部下に言われても「アホ だったら後ろの遅れてる奴に貸してやれ」と告げています。

負傷した松左に対し干斗らは「自分達が突破口を開くから後ろに下がってくれ」と熱く語りますが、ここで松左は「そんなんなら初めから 飛信隊に入って来んじゃねェよ バカヤロォ共が」と一喝しました。

松左は「新人の足手まといは当然」と考えており「俺の為に命捨ているなんて 口が裂けてもいうんじゃねぇ」と告げました。

松左は「皆で死地を乗り越えるぞ」と告げると、さらに前進を続けています。

松左の後ろ姿を見た干斗は「すげェかっこいいな俺らの先輩はー」と告げていますが、読者の多くが同じ事を考えたのではないでしょうか。

松左の最後

松左らは敵の包囲陣を何とか抜ける事に成功しますが、松左は既に動けなくなっていました。

ここで松左は「出来るだけ前の方に運んでくれねぇか」と告げると倒れ、干斗らは肩を貸し前進する事になります。

信や羌瘣の奮戦もあり趙峩龍を退けますが、松左は既に動けなくなっており、崇原の腕の中にいました。

干斗は涙を流し額に地をつけて謝りますが、自分の槍を「使い込んでて相当クセがついちまっているが いい槍だ」と述べ、「ゆっくり慣れていけ」と告げると、干斗に託しています。

干斗は「貰えない」と涙を流しますが、崇原が「そこは違うだろ」といい、松左の槍の後継者は干斗となりました。

松左は崇原には「楽しかったな」と告げ「色んな隊をそれぞれ渡り歩いた俺達は よく分かるよな・・・」と述べると「飛信隊は本当に最高だ」と言います。

崇原に「ちょっとばかし先にいくが 信を頼んだぞ」と告げると、崇原は感情が抑えきれなくなり「クソっ 信は来れないのかっ」と大きな声で叫びました。

次の瞬間に信が到着すると、松左は突然立ち上がり信の元に歩み寄り、最後を迎えました。

松左と信は共に「ありがとな」と告げています。

松左の死亡シーンには多くの方が涙を流したと感じています。

松左の死の影響

松左の死を目の当たりにし、尾平は「嘘だって言えよ バカヤロオ」と叫び、飛信隊の本陣では河了貂が膝を落しながらも気丈に振る舞う姿もありました。

河了貂は想定していたよりも被害が少なく松左が無理して助けてくれたと悟ります。

河了貂は「オレが死なせてしまった。ムチャをさせてしまった」と感情があふれ出し涙を流しています。

前線では沛浪らも信じられない様子でしたが、信は落ち着いて「松左は死んだ」と述べています。

信は「松左は俺の腕の中で死んだ」「そんで俺がお前達の分まで しっかりと泣いてきた」と告げますが、田永は既に涙を浮かべていました。

羌瘣も「松左は本当にいい奴だった」と呟いており、如何に皆から愛されていたのかが分かるシーンでもあります。

松左の霊

信は龐煖を破りますが、疲れ果てて倒れ込む事になります。

信は死の淵をさまよい朱い階段を登ろうとし、羌瘣が止めに入りますが、沼に体を捉えられました。

死んだはずのも現れますが、信は最終的に階段を上るのを止めています。

羌瘣は沼に沈みそうになりますが、これを救ったのか松左と去亥です。

松左は死ししても飛信隊のメンバーである羌瘣を救ったシーンにもなっています。

魂は不滅と言わんばかりの描写にも感じました。

後にキングダムでは番吾の戦いの前に、松左と似ている容貌で槍を使う松魁が登場しています。

松魁は士桃、衛斗と共に飛信隊に加入しました。

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