
| 名前 | メムノンの巨像 |
| 建設 | エジプト第18王朝 |
| コメント | アメンホテプ3世が建設した巨像 |
メムノンの巨像はエジプト第18王朝の時代に、アメンホテプ3世が建立した巨像です。
アメンホテプ3世の時代はエジプト文明の全体を通しても栄えていた時代でもあり、この時代に建設されたのがメムノンの巨像となります。
西暦27年に地震によりメムノンの巨像の一部に亀裂が入り、音がする様になったと伝えられています。
ギリシャ人が巨像の音を聞いて「メムノンの巨像」と名付けました。
尚、現代では音はならなくなっています。
メムノンの巨像で使われた石を調べたところ、カイロのゲベル・アル=アフマルから運ばれた事が分かっており、エジプト第18王朝でも一大事業だった事でしょう。
現在でもメムノンの巨像は人気の観光スポットになっています。
メムノンの巨像と音
アメンホテプ3世は、自身の葬祭殿の前に二体の巨大な座像(現在の「メムノンの巨像」)を建立しました。
ただし、古代エジプト人がこれを「メムノン」と呼んでいたわけではありません。
西暦27年の地震で北側の像に亀裂が入ったとされています。
それ以後、像は毎朝「きしむ音」を発するようになりました。
その後エジプトを訪れたギリシャ人が「これはトロイ戦争で死んだ英雄メムノンが母に向かって泣いている声だ」と解釈し、そこから 「メムノンの巨像」 と呼ばれるようになったと考えられています。
メムノンとは、エチオピアの英雄で、トロイの援軍として戦い、アキレスに討たれた人物です。
西暦199年、ローマ皇帝セプティミウス・セウェルスが修復を行い、像の亀裂が塞がったため、音は出なくなったと考えられています。
現在ではメムノンの巨像の音は聞く事が出来ません。
今のメムノンの巨像を見ても、胸などの部分が壊れていたりもしています。
メムノンの巨像とナイル川
建造当時、ナイル川が氾濫すると水位が上がり、巨像が水面に浮かんでいるように見えたと伝えられています。
現在はナイル川の氾濫が制御されているため、この光景は見られません。
古代エジプト人にとってナイルの氾濫は肥沃な土をもたらす恵みであり、巨像と氾濫の組み合わせは、まさに祝祭的な景観だったと考えられます。
現在はメムノンの巨像だけが残っていますが、背後にあったアメンホテプ3世の葬祭殿は古代エジプト史上でも最大級の規模を誇ったとされています。
完成当時には、天空の星座を象徴する動物が描かれていた可能性も指摘されています。