キングダム

姜燕(きょうえん)は矢で部隊を操る

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宮下悠史

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名前姜燕(きょうえん)
登場キングダム
主君廉頗
コメント廉頗四天王の一人

姜燕は漫画キングダムに登場する架空の人物です。

廉頗の配下として山陽の戦いで登場しており、廉頗四天王の一人でもあります。

残念に思うかも知れませんが、春秋戦国時代に姜燕という名の武将を探しても見つかりませんでした。

姜燕は中華十弓の一人であり、弓の飛距離は常人の2倍はあり、敵を混乱し討つのを得意としています。

姜燕は外見がカッコよく描かれており、廉頗四天王の中ではビジュアル担当でもあるのでしょう。

戦の才能を認められ、王翦からは部下になる様にスカウトされた事もあります。

しかし、姜燕は王翦の勧誘には応じませんでした。

現在のキングダムでは姜燕は死亡しておらず、生き残っている状態です。

廉頗と姜燕

山陽の戦いの前にの大梁では、廉頗が戦いの戦略を練っていました。

ここに姜燕が現れ、廉頗に戦場に立つ事を決めた理由を尋ねる事になります。

この時に姜燕は廉頗の後方の椅子に腰かけており、風貌から見ても極めて冷静沈着な人物だと感じた人は多いのではないでしょうか。

姜燕の問いに対し廉頗はの王騎が突然現れたと告げています。

王騎は録嗚未隆国鱗坊干央同金を引き連れており、廉頗は四天王の介子坊、玄峰、輪虎が相対しました。

この時に姜燕は魏との間を往復しており、廉頗と王騎の経緯を知らなかったわけです。

王騎は呉慶麃公の戦いに首を突っ込んでおり、廉頗との酒宴は秘密裏に行われました。

廉頗は刎頸の交わりを交わした藺相如が兄弟なら、王騎や六将は”友”であったと応えています。

廉頗は白起が自害した時は涙をながし、が討たれた時は怒りに震えたと述べています。

姜燕は王騎がやってきた目的を訪ねると、廉頗は「退屈したら蒙驁の軍と戦え」と言われたと応えています。

姜燕は蒙驁の言葉に違和感を覚えますが、蒙驁の副官である王翦と桓騎が二本の剣になっていると伝えました。

実際に山陽の戦いが始まると、王翦や桓騎は見事な采配を見せ功績を挙げる事になります。

それと同時に廉頗と姜燕を見て、多くの人が近しい関係だと分かったのではないでしょうか。

尚、山陽の戦いの前に廉頗は配下の者達を抱擁を行いますが、姜燕の番になると首筋に息を吹きかけており、姜燕は「うおっ」と驚いています。

姜燕と山陽の戦い

姜燕の弓

山陽の戦いが始まると、輪虎が王賁を負傷させ玄峰の策により軍は大きな打撃を受けました。

1日目の戦いでは姜燕の出番はありませんでしたが、2日目になると自ら兵を率いて秦軍と戦う事になります。

王翦が姜燕を迎え撃ちました。

姜燕は中華十弓の一人でもあり、弓矢の飛距離は常人の倍あり、敵軍を弓矢攻撃により混乱させる事が可能でした。

姜燕の弓で敵は奇襲を受けたと勘違いし、混乱したわけです。

卓越した弓術により、姜燕は矢で部隊を操る武将でもありました。

廉頗も姜燕の弓には「幾度も手を焼かされた」と述べています。

廉頗の言葉から、姜燕とは過去に敵だった事になるでしょう。

姜燕が王翦の軍と対峙している間に、介子坊や玄峰が桓騎と対峙しており、桓騎が玄峰を討ち取りました。

同じく廉頗四天王の玄峰の死には、姜燕も「どういう事なんだ」と驚きを見せています。

王翦の策

数日が経過しますが、姜燕は王翦の軍を押してはいましたが、崩す所までは行ってはいませんでした。

こうした中での壁だけは孤軍奮闘していたわけです。

姜燕は壁の軍に向けて進軍しました。

この時に突如として王翦が壁の前に現れ、千人将から一気に五千人将とし、姜燕を迎え撃つ様に命令したわけです。

王翦は壁に5千の兵を与えたのは、一本気な性格を利用し囮に使うのが狙いでした。

姜燕は壁の動きを読んでおり、逆に伏兵を使い包囲し、姜燕が自ら壁に弓矢を向ける事になります。

王翦の誘い

壁は絶体絶命となりますが、姜燕の包囲を今度は王翦が急襲し秦軍が有利となりました。

崖の上の有利な地形は全て軍が得ており、今度は姜燕が絶体絶命のピンチとなります。

軍略においては六将と同等の力があるとされる王翦に、分があった事になるのでしょう。

王翦は姜燕に対し「自分に忠誠を誓うのであれば、私兵も含めて全員命を助ける」と約束しました。

王翦は下僕にするのではなく、土地を与え厚遇するとも述べています。

姜燕の部下達は驚きますが、王翦は本気で述べており「私の”領内(くに)”には、うぬの様な戦の強い男を必要としているのだ」と述べました。

姜燕は王翦の「くに」という言葉に疑問を持ちますが、姜燕は王翦に向けて弓矢を放ち拒否の姿勢を示しています。

この時の姜燕の矢は楚鉄の盾を貫くほどの威力を見せています。

キングダムでは解説が入っておりは製鉄技術の先進国となり、史実を元に原泰久先生が入れた内容なのでしょう。

廉頗が姜燕を助ける

姜燕は配下に加わるのを拒否しましたが、王翦は生け捕る様に命じました。

王翦にとって姜燕は殺すのに惜しい武将だったのでしょう。

姜燕は前に出ると「序盤でこちらが優勢になったのは貴様の演出か」と問うと、王翦は「その通りだ」と答えました。

の将校らは王翦の軍が何処から現れたのかが分かりませんでしたが、姜燕だけは王翦が本陣だけを動かしたと悟りました。

ここで姜燕は「心理と戦局推移」を認める様な発言をしており、「やはり怪物だな あのお方は」と言い終わると、廉頗が突如として現れたわけです。

廉頗の登場により魏は圧倒的に士気が上がり兵力は五分でしたが、王翦は「私は絶対に勝つ戦い以外興味はない」と述べると、退却を決断しました。

廉頗と合流した姜燕は王翦の軍を追いますが、この時に昔話をしています。

廉頗が姜燕に六将の中で「どいつが一番熱かった?」と聞くと姜燕はだと応えますが、廉頗が「一番やりづらかったのは」と問うと白起の名前を挙げました。

廉頗は王翦を退却する姿を見て白起を思い起こしていたわけです。

王翦は山を使った巨大な城を築いており、姜燕を驚かせています。

王翦への抑え

夜になると廉頗と姜燕は王翦が築いた城を高所から眺めていました。

廉頗も王翦の軍略の深さは白起クラスだと認める発言をしています。

しかし、廉頗は「大分違う」とも述べており、姜燕も王翦が述べた「くに」という発言を思い出していました。

姜燕も王翦に欠落した部分がある事に気が付き、廉頗は王翦が秦の昭王に用いられなかった理由を知る事になります。

廉頗は姜燕に王翦の抑えを命じて、本陣に戻る事になります。

翌日に廉頗は戦いを挑み蒙驁の本陣まで辿り着きますが、輪虎は信により討たれました。

の総大将である白亀西は桓騎に討たれています。

廉頗と蒙驁も戦いに介子坊も駆け付けますが、廉頗は敗北を認め和睦を申し出て認められています。

これにより姜燕も撤退に移り、王翦も追撃を行わず山陽の戦いは終わりました。

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