
| 名前 | 隆国(りゅうこく) |
| 登場 | キングダム |
| コメント | 王騎軍第二軍軍長 |
隆国は漫画キングダムに登場する架空の人物です。
王騎の配下の武将として録嗚未、干央、鱗坊、同金と共に登場しました。
王騎軍の第二軍軍長が隆国です。
隆国は録嗚未や干央の様な派手な戦闘シーンはありませんが、軍師としての才があります。
馬陽の戦いでは蒙武のブレーキ役として配置され、蒙武もその実力を認めました。
隆国は軍事だけではなく、南陽で揉める騰と剛京の調停役も務めています。
王騎の残した優れた遺産の一つが隆国だと言えるでしょう。
尚、現在のキングダムでの隆国は死亡しておらず、生き残っています。
下記が隆国以外の王騎配下の軍長となります。
隆国と蒙武
蒙武から認められる
王騎は馬陽の戦いで蒙武に録嗚未、干央、鱗坊、同金と共に隆国を預けました。
この時に、蒙武の近くに隆国がおり、道案内をするなどしています。
隆国は軍師的な能力もあり、蒙武のストッパー役として、王騎が配置したのでしょう。
蒙武は隆国を高く評価し「王騎を捨てて俺の下に来い」と誘いました。
隆国は知略型の武将であり、蒙武とは正反対になりますが、蒙武は高く評価した事になります。
蒙武としても軍師の才能がある隆国は、役に立つと認識したのでしょう。
隆国の違和感
隆国は狼煙で王騎に合図を送っており、王騎も本陣の旗の位置で作戦を知らせていたわけです。
王騎が蒙武の軍に向かっている事を隆国は知る事になります。
隆国は龐煖に対し、直ちに総攻撃を命令しました。
蒙武も龐煖に向かって挑みますが、龐煖は馬を掛けて後方に走り去る事になります。
隆国は龐煖が後退させた事に違和感を感じながらも、蒙武の後を追い追撃しました。
隆国が蒙武を止められず
蒙武は龐煖を追撃しますが、隆国は「罠だ」と気付き蒙武に進軍を止める様に叫んでいます。
しかし、蒙武配下の来輝は、蒙武の力を信じ突撃を続ける様に述べています。
次の瞬間に趙の落石攻撃があり、蒙武軍は半数の兵を犠牲にしました。
隆国は冷静に「このまま追撃を行っても敵の思うつぼ」「立て直しが必要」と進言しますが、蒙武の目の前には龐煖がおり、蒙武の耳には届きませんでした。
隆国は強く「騙されるな 蒙武将軍 趙荘は龐煖を餌にして将軍を釣ろうとしている」と叫びますが、蒙武は「策でこの俺は止められぬわ!!」と龐煖に向かって突撃を敢行しています。

王騎は本陣の旗で味方の武将の報告や位置確認をしていましたが、蒙武が前に出過ぎた事で、旗の確認が出来なくなりました。
蒙武は深追いし過ぎてしまったと言えるでしょう。
隆国は蒙武を止める事が出来ませんでした。
隆国の予想を上回る蒙武の武勇
蒙武と隆国は突撃を繰り返しますが、隆国は「嫌な場所に伏兵を配置される」と趙荘の用兵術を認める発言もしています。
しかし、それ以上に隆国は自分や趙荘の上を行く武勇だと蒙武を認めました。
蒙武は龐煖らしき者を討ち取りますが、偽者でした。
蒙武は消耗し力が尽き掛けており、隆国も「もはやこれまでか」と思いましたが、次の瞬間に王騎の本軍が到着する事になります。
王騎への違和感
王騎の軍に救われた形になり、蒙武や隆国は戦場の片隅で見守る事になります。
しかし、隆国は王騎の戦い方が、いつもと違う事に気付いていました。
隆国は王騎が強引過ぎると感じており、戦を急がれていると感じていたわけです。
趙の三大天である李牧の策を王騎は、何らかの形で予想しており勝負を急いでいました。
ここで龐煖が現れ一騎打ちとなりますが、魏加の矢が王騎の背中に刺さった事もあり、王騎は致命傷を受けています。
隆国と証人
李牧の軍も到着しますが、王騎の軍は何とか戦場から離脱しました。
王騎は自らの死を悟っており、騰に王騎軍の一切を委ねています。
この時に、隆国に証人を命じました。
隆国は細かい性格ではありますが、こういう事はきちんとやると認めていたのでしょう。
この後に王騎は、皆に助言を行い世を去りました。
隆国の高い調停能力
この時に、秦の朝廷では剛京を南陽を治める太守として派遣しました。
剛京は元南陽太守の龍安を処刑する様に指示ています。
剛京は秦の法律を厳しく、南陽の民に強いようとしますが、ここで騰が六将の立場で龍安の処刑に反対しました。
龍安の処刑を促す剛京と反対する騰で揉めますが、ここで隆国が双方の間に割って入る事になります。
隆国は「どちらが正しいのかではなく、この場では長官と六将の立場がどちらが上なのか」だと問題を纏めました。

隆国は直ぐに咸陽に早馬を送り、咸陽の朝廷の支持を仰ぐ事を告げ、それまでの間は隆国が問題を預かるとしています。
隆国はどちらにも肩入れせず、剛京には朝廷の命令に従う事を確認し、騰にも朝廷の言葉に従わなければ、軍を離脱すると述べ約束させています。
キングダムでは武勇が優れた武将は多くいますが、こうした高い調停能力を持った隆国の様な存在は貴重だと感じています。
最終的に、秦の朝廷は六将の騰の方が立場が上だと決めました。
韓との英呈平原の戦いでは録嗚未と共に、干央を信じるシーンもあります。
現在のキングダムでは趙の攻略戦に入っていますが、隆国も参戦しており活躍が期待出来ます。