名前 | ヨコヨコ |
登場 | キングダム |
国 | 韓 |
主君 | 洛亜完 |
コメント | 軍師の頭脳と冷静さを併せ持った武将 |
画像 | キングダム |
ヨコヨコは漫画キングダムに登場する人物です。
キングダムの作中の中では、かなり異質な姿をしていて正体不明の武将として描かれています。
その風貌は河了貂に似ている様でもあります。
現在の所、春秋戦国時代の人物を探しても「ヨコヨコ」なる人物がおらず架空の人物だと思われます。
ただし、ヨコヨコが仮の名前であったとしたならば、実在した可能性もあると言えるでしょう。
しかし、ヨコヨコはその可愛らしい名前に反し、冷静な頭脳と圧倒的な武力を持つ将軍でもあります。
キングダムでは洛亜完の部下となっていますが、主君よりも智謀や武力も高いものを秘めている可能性があります。
洛亜完には忠誠を誓い英呈平原の戦いや東砂平原の戦いにも参戦しました。
新鄭の無血開城の後は、洛亜完と別行動をとる事になります。
洛亜完と別れる時に素顔を見せますが、精悍な顔立ちだった事も明らかになっています。
ヨコヨコは賞金首に掛けられており、洛亜完に救われた事になっていますが、正体はまだまだ謎が多いと言えそうです。
ヨコヨコの登場
秦では韓の王族である韓非子を招く為に、介億、騰、録嗚未、李信らを派遣しました。
この時に韓の公主の寧姫が秦の一行の前に立ちはだかりますが、洛亜完が止めに入り、その横には副官のヨコヨコもいました。
ここで李信はヨコヨコをみますが「何かすげぇ変な奴もいる」と感想を呟いています。
実際にヨコヨコは大柄な肉体とドラクエのホイミスライムの様な被り物をしており、かなり異質な存在として見えてもおかしくはないでしょう。
多くの方が最初にヨコヨコを見た時に、李信と同じ感想を持ったのではないでしょうか。
ヨコヨコは軍師の才も兼ねる
韓では軍議が開かれており、王韓王が見守る中で張宰相、寧姫、洛亜完らがいました。
洛亜完の副官であるヨコヨコも軍議に参加しています。
韓の朝廷では李信軍6万、騰軍10万の総勢16万の数に驚き狼狽しました。
ここで南陽の救援に行くかの議論となりますが、ヨコヨコは状況を冷静に分析しており「練兵不足」などの意見を述べています。
この時点でヨコヨコが武勇だけの副官ではない事が分かるはずです。
しかし、韓では騰や羌瘣の策により、韓の博王谷は新鄭に兵を移し、南陽は無血開城しました。
英呈平原の戦い
ヨコヨコは韓軍最強の武
秦軍の総大将である騰が洛亜完と対峙し、副将の李信が博王谷と対峙しました。
戦いが始まると博王谷は洛亜完に合図を送り、ヨコヨコが飛信隊の側面から攻撃を仕掛けています。
ヨコヨコのパワーは圧倒的であり、我呂を一撃で吹き飛ばしました。
李信とヨコヨコの一騎打ちとなりますが、ヨコヨコはパワーで李信をも吹き飛ばしています。
李信はヨコヨコのパワーを魏火龍の凱孟に匹敵するとしました。
洛亜完は「韓軍最強のヨコヨコの武」と述べており、ヨコヨコは韓軍最強の武将だと分かるはずです。
洛亜完が韓軍最強と述べている辺りは、純粋な武力であるならばヨコヨコは主君である洛亜完よりも強いという事なのでしょう。
飛信隊との戦い
ヨコヨコと博王谷は李信を追い詰めて討ち取る寸前まで行きますが、田有や崇原ら飛信隊が助けに入りました。
ヨコヨコは飛信隊と戦いますが、パワーでは田有を上回る程であり、田有は「何て怪力だ」と述べ驚かせています。
田永が背中からヨコヨコを刺すも重装甲で槍が通りませんでした。
ヨコヨコは田永を討ち取る寸前まで行きますが、蒼淡が放った矢がヨコヨコの右腕に当たり助かりました。
ヨコヨコは腕に籠手を嵌めておらず、むき出しであったために弓矢を受けてしまったと言えるでしょう。
田有と田永や蒼淡がヨコヨコを食い止めている隙に、博王谷は李信により最後を迎えました。
韓の副将である博王谷が討たれた事で、ヨコヨコは李信を討つのか、退くかの決断を迫られる事になります。
冷静なヨコヨコ
洛亜完の方では秦の干央の突撃もあり、旗色が悪くなってきます。
こうした状況の中で秦の騰は「全開で戦う様に」と指示しました。
洛亜完と騰が戦いますが、洛亜完が有利に戦いを進めています。
しかし、洛亜完は騰に注意が向いており、背後からの録嗚未の攻撃がありました。
ここで洛亜完の命を救ったのがヨコヨコだったわけです。
洛亜完は「騰を討ち全体の勝利を手にすればよい」と伝えますが、ヨコヨコは冷静に次の様に答えています。
※キングダム76巻第829話(英雄の名)より
ヨコヨコ「らしくありませんな 洛亜完様 あなたの一番の強みは 常に誰よりも冷静に判断されることです。
博王谷様を失い もしここで洛亜完様まで失うような事があれば 新鄭は秦と戦い抜くことはかないませぬ。
この混沌の中で 騰を討ち取るところまで いけるかは読みづらく そんな博打を洛亜完様は今 打つべきではないと思われますが」
ヨコヨコの言葉で洛亜完は冷静さを取り戻し、自分のやるべき事がみえ撤退に移りました。
戦いを通じてヨコヨコは洛亜完に対し、高い忠誠心を持っている事も分かるはずです。
ヨコヨコと騰
洛亜完は撤退し殿はヨコヨコに任せました。
奮戦するヨコヨコに騰は「ただの戦士にしては頭がキレる」と問いかけています。
騰の問いに対しヨコヨコは「貴様は何者か騰」と返し、自らの正体を明かさなかったわけです。
多くの読者が騰と同じ感想を持ったはずであり「ヨコヨコは只者ではない」と思ったのではないでしょうか。
ヨコヨコの正体が気になった人も多いはずです。
東砂平原の戦い
洛亜完は態勢を立て直し、東砂平原の戦いが勃発しました。
この戦いでも韓は沛曇を羌瘣に討たれるなど形勢は不利だったわけです。
ヨコヨコは「被害を増やす前に新鄭に引き上げる様に」と進言しました。
洛亜完はヨコヨコの進言により撤退に移る事になります。
洛亜完の軍は新鄭に入城しました。
洛亜完との別れ
しかし、新鄭の全ての者達が納得したわけではなく、戦いを主張する者は洛亜完の元に集まりました。
洛亜完は血気盛んな者たちと共に「立て直す」と称し、新鄭をでますが、ヨコヨコと出会う事になります。
ヨコヨコは洛亜完に代わり、蘭城に向かうと告げ、洛亜完には新鄭に残るようにと述べています。
ヨコヨコは「韓の男たちは新兵として戦地に送られる事になり、決して簡単な事ではない」と気が付いていました。
秦兵になった韓の者達の先導役には洛亜完が必要だと説いたわけです。
洛亜完はヨコヨコに別れを告げますが、ここでヨコヨコは被り物を取り素顔を見せました。
ヨコヨコは一つの恩で洛亜完に従っていた事も明らかにされています。
洛亜完はヨコヨコに別れを告げて去りました。
ヨコヨコの素顔
洛亜完と別れる時に、ヨコヨコは素顔を見せますが、顔には傷があり精悍な顔立ちでした。
ヨコヨコは古い血筋のせいで二つの旧国から賞金首を掛けられており、行き場を無くしている所を洛亜完が救った事も明かされています。
ヨコヨコの素顔は分かりましたが、正体に関してはまだまだ謎だと言えるでしょう。
さらに言えば、ヨコヨコは賞金首になっており、被り物を付けているなどは姿を隠すためのものだったのかも知れません。
ヨコヨコの名も本名ではなく、姿を隠すための仮名の可能性も残っているはずです。
尚、ヨコヨコは洛亜完と別れる結果となった事で、秦軍に入るだけではなく飛信隊に入る可能性も出て来た事になるでしょう。