名前 | 同金(どうきん) |
登場 | キングダム |
国 | 秦 |
コメント | いきなり攻撃に弱い |
能力(キングダム公式ガイドブック) | 武力88 知力:80 指揮力:85 経験値:B |
同金は王騎の第五軍長であり、馬陽の戦いで初登場しました。
キングダムの登場人物は架空の人物と史実の人物に別れていますが、同金は架空の人物です。
馬陽の戦いでは蒙武の指揮下に入り、趙の公孫龍を引き付けるなどの戦いをしています。
馬陽の戦いでは、まともに戦うシーンはありませんでしたが、公孫龍を引付けるという役目を見事こなしたと言えるでしょう。
同金は玄人好みの戦いをしたとも言えます。
合従軍篇では騰や鱗坊らと氾斗平原で楚軍と戦闘になりますが、臨武君の一撃を受けて世を去りました。
王騎の軍長の中では最も活躍が無かった様に思いますが、見た目のインパクトでは同金がナンバーワンだった様に感じています。
尚、下記の面々が同金意外の王騎の軍長の面々です。
録嗚未 | 隆国 | 鱗坊 | 干央 |
馬陽の戦いでの同金
馬陽の戦いで王騎は趙の実質的な総大将である趙荘を攻撃しようとしました。
この時に王騎の本陣に蒙武が呼ばれ、王騎は「攻め刻」だと伝えると、蒙武に自らの直属の部下である録嗚未、隆国、鱗坊、干央、同金を預けました。
同金は王騎の第五軍長であり、8千の兵で蒙武の下に配属されたわけです。
同金は蒙武、隆国、干央らと敵陣を視察に行きますが、山間が戦場になっており、同金は「しかし、これではもはや相手が どこにいるのか分からなぬな」と述べました。
龐煖が一人で秦の陣営に夜襲を仕掛けて来て、信や羌瘣と戦いますが、この時に同金は戦場と正反対の場所におり、龐煖との戦いには参戦していません。
秦と趙が本格的に激突し龐煖を追って蒙武が前に出過ぎてしまいますが、ここでも同金は戦場のもっとも右端で公孫龍の軍と対峙していました。
反対側の戦場では録嗚未と万極の交戦が始まっていましたが、ここでも同金と公孫龍は戦いになってはいません。
しかし、同金は的確に合図を送っていたのか、総大将の王騎は同金が何処で戦っているのか完全に把握していました。
同金の横には鱗坊の軍もいましたが、公孫龍と李白の軍とにらみ合いを続け動く事は無かったわけです。
この頃に楊端和が秦の咸陽に訪れ嬴政に李牧の事を伝えています。
李牧の策に王騎は嵌っており、魏加の弓を背中に受け龐煖の一撃により致命傷を受け王騎は亡くなりました。
同金は王騎とは別の戦場で戦っており、凶報が届くとキングダムでは同金と鱗坊の両軍団長は涙を流したと記録しています。
この時の鱗坊は涙を流しながら「ありえぬ・・。何かの間違いだ」と告げ、王騎が亡くなった情報を信じられない様な様子でした。
王騎の死で激昂した録嗚未が暴走したのとは対照的に、同金は信じられずに立ちすくんでしまったのでしょう。
同金の最後
合従軍篇でも同金は登場しています。
しかし、これが同金の最後のシーンとなります。
楚は秦に侵攻しここで楚の臨武君、項翼、白麗の五万の軍と戦闘になります。
騰は「同金、鱗坊 この南部防衛線は一刻を争う状況だ」と述べました。
騰は戦いの重要さを理解しており、同金、鱗坊らと共に楚軍に攻撃を仕掛けています。
氾斗平原で秦と楚はぶつかりました。
尚、戦う前の同金は兜を付けていましたが、何故かが戦う時には兜を外して戦っています。
この時に同金は奮戦し矛で敵を次々に討つ描写があります。
これを見た白麗は「将の一人」と判断し弓を構えました。
臨武君が白麗に下がる様に命じると、同金の前に臨武君が現れました。
臨武君をみた同金は「こやつ・・できる」と只者ではない事を察知しています。
同金は臨武君に「騰軍第五軍長同金也」と自己紹介をしました。
この時に読者の多くは同金と臨武君の間で、激戦が展開されると期待したのではないでしょうか。
しかし、次のページをめくった瞬間に臨武君の金棒の様な武器が同金の脳天に直撃する場面となります。
これを見る限りでは同金は一撃で臨武君に瞬殺されてしまったと言えるでしょう。
これが同金が死亡した場面です。
同金の死亡シーンに関して思ったこと
同金は王騎の軍長の中で最も早くに死亡しました。
扱いが一番雑にも感じています。
臨武君との一騎打ちの前では何故か兜を取って戦っていますが、臨武君も奇抜な髪型であり、スキンヘッドの同金と色物合戦を演じさせたかったのかも知れません。
個人的には同金が臨武君の一撃で世を去る前に、何度か打ち合い最終的に描かれたのが、最後のシーンだと考えた事もありました。
しかし、キングダム公式ガイドブック戦国七雄人物録を見ると「一撃で葬られてしまう」とする言葉があり、漫画の中で同金は自己紹介をしたと思ったら、臨武君の一撃で世を去ったと考えるべきでしょう。
さらに、キングダム公式ガイドブックには同金の弱点として「いきなり攻撃」とも書かれており、いきなり臨武君の攻撃された事で敗れたとも言えます。
尚、同金は王騎の軍長の中で第五軍長であり、もっとも席順が低かったと見え、扱える兵士も数も第一軍長の録嗚未の半数以下となっており、最も実力が低かったのかも知れません。
ただし、兵数の数では第三軍長の鱗坊が六千、第四軍長の干央が三千であり、兵数は余り関係がない可能性もあります。
兵数や軍長の番号の決め方に関してはイマイチ不明です。
同金は臨武君の武勇を見せつける為の噛ませ犬にした部分もあったのでしょう。