名前 | 鱗坊(りんぼう) |
登場 | キングダム |
国 | 秦 |
コメント | 遠くからの矢に弱い |
能力(キングダム公式ガイドブック) | 武力:87 知力:85 指揮力:88 経験値:B |
画像 | キングダム |
鱗坊は王騎の直属の部下であり第三軍長を任された人物です。
鱗坊はキングダムのオリジナルのキャラクターであり、実在はしません。
馬陽の戦いで王騎は蒙武に五つの軍長を預けますが、軍長の一人が鱗坊だったわけです。
鱗坊は渉孟との戦いの前に「豚」と言ってみたり、臨武君との戦いの前には「髪型」を指摘し毒舌で煽りました。
戦いの前には舌戦があると言うのが、鱗坊の美学なのかも知れません。
函谷関の戦いにも参戦していますが、臨武君との戦いに挑むも白麗の矢により頭を射抜かれ死亡しました。
因みに、キングダム公式ガイドブック戦国七雄人物録によると、鱗坊の弱点は「遠くからの矢」となっています。
尚、王騎配下の鱗坊以外の軍長は下記の通りです。
録嗚未 | 隆国 | 干央 | 同金 |
鱗坊と豚
馬陽の戦いで王騎は自らの配下である録嗚未、隆国、鱗坊、干央、同金を蒙武に預けました。
翌朝から趙との戦闘になりますが、趙の猛将である渉孟と鉢合わせになったのが、鱗坊です。
渉孟は太った武将であり、秦軍を「山猿」や「身に程知らず」と述べて得意げになっていると、鱗坊が登場しました。
ここで鱗坊は渉孟に「お前こそ何を寝言を言っている」「豚はいつも人から追われるものだろうが」と堂々と言ってのけました。
鱗坊は渉孟を煽ったとも言えるでしょう。
当然ながら渉孟は鱗坊の挑発により頭に血が昇る事になります。
渉孟も負けじと「あまり背伸びすると恥ずかしい死に方をするよ」とも返しますが、鱗坊は臆せず「やはり豚語は何を言っているか理解できぬな」と答えました。
この戦いで鱗坊も役目は渉孟を引き付ける事であり、役目を果たす為の煽りだったとも言えます。
ここで戦いになると思いきや趙の総大将である趙荘が軍を後退した事で、鱗坊と渉孟は目立つような戦いにはならなかったわけです。
鱗坊と王騎
馬陽の戦いでは鱗坊が騰に渉孟の実力を告げるシーンがあります。
鱗坊は騰や王騎の側近たちに「渉孟は危険だ」と告げました。
渉孟と鱗坊は一度刃を交えますが「討ち取るどころか 自分の身を守ることで 精一杯だった」と語っています。
鱗坊は渉孟の事を「豚」などと呼んでいましたが、その豚の実力を認めた事になるでしょう。
鱗坊は渉孟の武に関しては底が知れぬとまで述べました。
渉孟の突撃の前に秦軍では慌ただしくなり「桃加隊壊滅!!」などの声も入る事になります。
渉孟を見つけた王騎は突撃し、渉孟は一撃で敗れ去りました。
騰は「渉孟も鱗坊も勘違いしている。底が知れぬのは我らが殿の方だ」と語りました。
鱗坊は主君である王騎の実力を見誤ったと言えるでしょう。
王騎の死
馬陽の戦いのクライマックスでは、趙荘と龐煖が後退し蒙武と王騎が追いかける展開となります。
これは李牧が王騎を討つための策でした。
この時に鱗坊と同金は趙の李白と公孫龍を相手に対峙しています。
特に戦闘は行わず睨み合っていたわけです。
王騎は龐煖との一騎打ちで魏加の弓をくらい致命傷を負い馬上で亡くなりました。
凶報が同金や鱗坊の所に入ると、鱗坊は馬上で顔を落し部下達には「鱗坊将軍・・」と心配されています。
王騎の鱗坊の上官でもあり、ショックは大きく涙を流してしまったのでしょう。
この後に趙の李白や公孫龍も撤退に移り、李牧も撤退を指示した事で馬陽の戦いは終わりました。
鱗坊の最後
函谷関の戦いでも鱗坊は参戦しました。
しかし、臨武君は余裕があり録嗚未が苦戦する展開となります。
ここで二人の間に割って入ったのが、鱗坊です。
鱗坊は臨武君に「どうしても聞いておきたい事がある」と告げました。
鱗坊は「常軌を逸した その髪型に込められし 気高い主張は何なのか」「もしくは単純に恥ずかしくないかだけでもいいぞ」と毒舌で臨武君を煽っています。
さらに「このハゲ」とも臨武君に言い放ち煽りました。
戦いの前に煽りを入れるのは、鱗坊の得意の戦法です。
録嗚未は「下がってろ鱗坊」と述べますが、鱗坊は「断る」と述べると同金の弔い合戦も兼ねておると伝え臨武君に向かって馬を走らせ向かっていきました。
録嗚未と鱗坊の二人掛かりで臨武君と戦う事になりますが、次のページをめくった瞬間に鱗坊は頭に矢が刺さり貫通しました。
白麗の放った矢が鱗坊を射抜いたわけです。
ここでキングダムの279話が終わります。
中華十弓の一人である白麗の矢を受け落馬するシーンから第280話が始まりますが、そのまま頭から鱗坊は落ちて亡くなっています。
鱗坊の死を見た録嗚未は「鱗坊」の名を叫びますが、当然ながら死亡しており物語からフェードアウトしました。