
| 名前 | 晋成常(しんせいじょう) |
| 登場 | キングダム |
| 国 | 趙 |
| コメント | 歯がない。 |
晋成常は漫画キングダムに登場する趙の老将です。
蕞の戦いで李牧の副将として登場し、李牧に対しても意見するなどしています。
晋成常は架空の人物となります。
戦国策に名前が非常に似ている人物として、苦成常なる人物がいますが、そもそも遊説家であり蕞の戦いには参戦していません。
ただし、晋成常の名前は苦成常の「苦」を「晋」に代えて、原泰久先生が登場させた可能性は残っているはずです。
蕞の戦いで合従軍の敗北が決まった時には、晋成常は李牧だけではなく、龐煖までをも説得しました。
自らは殿(しんがり)となりますが、最後は山の民のバジオウに討たれて最後を迎えています。
蕞の戦いの始まり
函谷関の戦いでは合従軍は楚の汗明や韓の成恢を失い、媧燐の策も失敗し厳しい状況となりました。
こうした中で李牧は各国の精鋭を引き連れて咸陽を目指しますが、李牧の軍の副将を務めたのが晋成常です。
合従軍の別動隊は途中で龐煖が麃公を討ち取るなどし、蕞の城の前まで軍を進めました。
李牧は蕞に降伏勧告しますが、蕞の士気は高く拒んだわけです。
蕞の様子を驚く李牧に対し、隣にいた晋成常は笑って「これは戦るしかありませんな」と述べています。

ここまでの晋成常は「人のよさそうなおじいちゃん」という感じでしたが、やはり武将であり「全く愚かな秦人よ。この蕞の名を”惨劇の城”として史に刻むがよい」と凄味を利かせて喋りました。
晋成常は勝つ気満々であり、心の中に潜む悪魔が出た瞬間にも見えました。
蕞の戦いが始まると、晋成常は東壁を攻撃する大将であり、蕞では東壁を壁が守っており対峙する事になります。
初日の戦いが終わって
初日の攻撃が終わると、合従軍の大将たちは本陣に集まりました。
李牧は蕞の民兵がよく城を守った事で、力業で攻め落とさず流しました。
李牧は咸陽を陥落させるのが最終目的であり、被害を最小に納めたかったわけです。
しかし、傅抵の発言によると、晋成常はガチで攻撃を仕掛けており指摘されると「そうでもない。あと、ワシの前に出るな。お前」と述べています。
李牧は蕞の四方を囲み城内を疲弊させる作戦に出ました。

三日目になると晋成常は「さーて 詰もうか」と不気味な笑みを浮かべています。
五日目になると、蕞の城の中に秦王の嬴政がおり、民兵の士気を上げていた事が判明しました。
ただし、嬴政は戦いにより負傷する事になります。
晋成常の予測
日が暮れると李牧は蕞を攻めていた兵を後退させました。
戦いが夜戦になると、混乱の中で暗闇により嬴政が逃げてしまう事を危惧した為です。
晋成常は李牧の元に行くと、嬴政の事を話題としました。
嬴政が重傷だとする話が城内に流れ内部崩壊が予想され、晋成常も「終わりましたな蕞も」と述べ、李牧も「ええ」と頷きました。
しかし、城内では昌文君が嬴政を逃す様に、信に説得する様に依頼しますが、結局は戦い抜く事になります。
嬴政は蕞の民兵の前で元気な姿を見せ戦いを決意しました。
当然ながら嬴政は空元気だったわけです。
戦いは続きますが、北壁を守る介億が東西の壁に兵を送っていた事もあり、晋成常も東壁を落す事が出来ませんでした。
晋成常と李牧
蕞の戦いは七日目に突入すると、城は陥落寸前となりますが、楊端和が山の民を率いて援軍として現れました。
李牧は山の民の事は考えておらず、不意を衝かれる形となります。
李牧は撤退を決断しようとしますが、趙の龐煖が戦場で暴れまわり山の民を蹴散らし始めました。
皆が見守る中で龐煖と信が激烈なる一騎打ちを繰り広げますが、晋成常が李牧の元に駆け付けました。
晋成常は合従軍が戦いに敗れた事を認識しており、李牧に撤退を進言しています。
李牧は晋成常の言葉で撤退命令を出し自らは殿(しんがり)を買って敗戦の責任を取ろうとしますが、晋成常は「ならん」と述べて止めました。

晋成常は李牧には合従軍の落とし所を示す”責務”がある。と告げ、晋成常は自らが殿として残る事になります。
晋成常が龐煖を説得
龐煖と信の一騎打ちは継続されていましたが、晋成常の部隊が割って入りました。
晋成常は李牧の言葉を伝え「道の終着の地に立っている」と告げる事になります。

さらに、ここに一人残っても命はないと告げ、龐煖を退がらされています。
晋成常の見事な説得により、龐煖も従ったと言えるでしょう。
晋成常の最後
殿を務める事になった晋成常ですが「山猿風情が許さぬぞ」と述べると「中華の歴史がねじ曲がってしまった事が理解出来ておるのか!」と一喝しました。
楊端和が晋成常の前に出ると四百年前の秦の穆公の生んだ盟と、楊端和と嬴政の盟約があると言い返しています。
平地の老将と楊端和が晋成常を呼び凄味を利かせると、晋成常はたじろぎますが、直ぐに交戦状態になりました。

晋成常は山の民のバジオウに討ち取られており、最後を迎えています。
蕞の戦いは晋成常の死を以て、終わったと言えるでしょう。
尚、李牧は無事に函谷関の付近にある合従軍の本陣まで無事に辿り着いており、殿としての役目は果たしました。
晋成常の歯
多くの人がお気づきかと思いますが、晋成常には歯がありません。
キングダム32巻の最後のおまけの漫画で、晋成常の歯がない事を題目にしていました。
おまけの漫画によると猛将の晋成常は歯を食いしばり過ぎて全て砕けたとする説と、甘いものを食べ過ぎた説が紹介されていました。
さらに、戦いの時には歯を食いしばる為に口内にはめものをしており「麻宇酢比酢(マウスピース)」と名付けられたと言います。
最後は男塾みたいなネタになっていましたが、キングダム32巻の最後の漫画で晋成常の歯について語られていましたので、興味があれば読んでみてください。