古代日本 日本神話

アハシマ(淡島)は捨て子となるも淡島神となっていた!?

2022年2月23日

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名前アハシマ(淡島)、アワシマと呼ばれる事もある。
登場古事記、日本書紀
親族父親:イザナギ 母親:イザナミ、兄弟:ヒルコ、日本列島
コメントイザナギとイザナミの第二子であり未熟児
関連淡島神社??

アハシマはイザナギとイザナミの第二子です。

イザナギとイザナミの第一子であるヒルコは、未熟児であり日本の国土にならないと判断した為か、海に流されています。

イザナギとイザナミは第二子のアハシマも誕生させますが、アハシマもヒルコと同様に未熟児でした。

イザナギとイザナミは国生みで、二度連続で失敗した事になります。

イザナギとイザナミは高天原の神々と相談し、3度目の正直で淡路島を誕生させる事に成功しています。

今回はイザナギとイザナミの第二子であり、海に流され捨て子となってしまったアハシマを解説します。

尚、ヒルコは民間信仰により、七福神の恵比須様となって帰ってきた話がありますが、アハシマに関しては、その様な話もなく存在感は薄いと言えるでしょう。

ただし、日本全国にある淡島神社は、元はアハシマが祀られていたのではないか?とする説があり、合わせて解説します。

アハシマの誕生

イザナギとイザナミは天の浮橋から、天沼矛で地上をオノゴロ島を造り出し、地上に降臨しました。

イザナギとイザナミは八尋殿なる宮殿と、天の御柱を建造し結婚する事とします。

イザナギとイザナミは天の御柱を旋回し、出会った場所で結婚する事にしますが、この時に女神であるイザナミから声を掛けてしまいました。

イザナギとイザナミはまぐわいを行い、子を誕生させますが、第一子はぐにゃぐにゃした様なヒルコだったわけです。

イザナギとイザナミはヒルコでは日本の国土にならないと判断し、葦の船に乗せ海に流しています。

イザナギとイザナミは、再度まぐわいを行い子を誕生させますが、これがアハシマであり再び国土にならない様な子が、誕生してしまいました。

捨て子となる

イザナギとイザナミはアハシマも日本列島には程遠いと考え、ヒルコと同様に海に流しています。

アハシマもヒルコと同様に、イザナギとイザナミの子としてカウントされないのが普通です。

アハシマは海に流されますが、これ以降は日本神話に登場せずにフェードアウトしました。

アハシマの兄であるヒルコは民間信仰により、七福神の恵比須様になって帰って来た話があります。

しかし、アハシマに関しては、ヒルコの様なインパクトのある話もなく、フェードアウトした様に感じました。

イザナギとイザナミの第一子であるヒルコに比べると、二番煎じになる為か扱いが悪くなっている様です。

ただし、淡島神がアハシマの事ではないか?とする説が存在します。

淡島神

日本には全国に幾つかの淡島神社があります。

淡島神社の多くは大国主の国造りを補佐したスクナビコナが祀られている事が大半です。

しかし、元はイザナギとイザナミの第二子であるアハシマが祀られていたのではないか?とする説も存在します。

アハシマがスクナビコナに御祭神が変えられてしまった経緯としては、明治時代の神仏分離などが影響したとも言われています。

異説としては、スクナビコナとアハシマが同一神とする説もあります。

スクナビコナも海からやってきた話があり、海に流されたアハシマと関わりがあると考えた人もいるのでしょう。

ただし、古事記などにはスクナビコナは、造化三神の神産巣日神の子だったと記述があり、古事記などを信じるならばスクナビコナとアハシマは別の神となるはずです。

アハシマに関しては、古事記や日本書紀の記録は伝わっている伝承が少ない事から、分かっている事が極めて少ないです。

それでも、淡島神が元はイザナギとイザナミの第二子であるアハシマだった可能性も十分に残っている様に思います。

この記事を書いた人

構成・文/宮下悠史

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