
| 名前 | 河了貂(かりょうてん) |
| 登場 | キングダム |
| 所属 | 黒卑村→飛信隊 |
| コメント | 一人称は”オレ” |
河了貂は漫画キングダムに登場する架空の人物です。
残念に感じるかも知れませんが、河了貂は実在の人物ではありません。
黒卑村の住人をして生業を立てていましたが、信や嬴政と知り合い行動を共にする様になります。
後に昌平君の軍師学校に入り特別軍師許可を貰い、飛信隊の軍師として参加する事になります。
羌瘣が離脱してからの飛信隊は連戦連敗でしたが、河了貂の加入で息を吹き返しました。
河了貂は「かわいい」という評価がある半面で「無能」「いらない」などの評価があります。
河了貂を完全無欠の軍師にしてしまうと、三国志演義の諸葛亮の様な存在になってしまい主人公が入れ代わってしまう為でしょう。
物語を面白くする為には、河了貂を完全無欠の軍師にするわけにはいかない事情があったのだと考えられます。
個人的には河了貂はキングダムには、必要不可欠なキャラだと感じています。
河了貂と王都奪還編
初登場の河了貂
河了貂のキングダムでの登場は早く1巻・第二話「地図」では既に登場しています。
黒卑村に信が入る所を高い場所で見ていたのが、河了貂であり、これがキングダムでの初登場となります。
初登場の河了貂ですが、キョロちゃんの様な風貌であり、男なのか女なのかも分からない状態でした。
河了貂はならず者を連れて再び現れ「お前にしちゃ上出来だ 貂」とお金を投げられています。
信は軽くならず者たちを破ると、河了貂は笛を吹き次々に仲間を集めました。
信は漂が示した目的地に到着しますが、ここで徐完と戦いになります。
信は徐完は破りましたが、成蟜の息が掛かった秦軍に襲われました。
河了貂と地下の抜け道
信は嬴政と共に秦軍に挑もうとしますが、この時に再び河了貂が現れました。
ここで河了貂は黒卑村の地下の抜け道を教えると、取引を持ち掛け素顔も見せています。
この時の河了貂は、まだ子供でした。
黒卑村の地下道を河了貂が案内しますが、ここで河了貂が西の山民族出身であり、一族が山を追われて黒卑村に着いたと聞かされる事になります。

河了貂の一族は元は山の民だった事になるでしょう。
河了貂と金
黒卑村の通路を脱しますが、ここで河了貂は嬴政から「金を持っていない」と聞かされました。
王宮に帰ったら大金を払う約束をしてくれましたが、河了貂は思わず泣きだしています。
お金を貰えずに泣きじゃくる河了貂を見て、可愛いと思った人も多いのではないでしょうか。
黒卑村も壊滅しており、河了貂は行き場も失っており、嬴政や信について行く事になります。
尚、嬴政は秦王ですが、嬴政を「政」と友達の様に呼ぶ事になります。
嬴政、信、河了貂は昌文君との合流地点を目指しました。
嬴政、信、河了貂の三人は仲間の様な存在になって行きます。
河了貂とムタ
信らの一行は待ち合わせ場所に到着し、昌文君を待ち夜になると休む事になります。
早朝から河了貂は果物を取り物思いにふけっていましたが、背後から吹き矢を加えたムタが突如として現れますが、信に助けられています。
信はムタを倒しますが、戦いが終わった所で昌文君が現れムタを切り捨てています。
河了貂は昌文君の兵らに食事を振舞うなどしました。
この後に河了貂はムタの遺体を物色し、吹き矢を手に入れる事になります。
しかし、ムタは生きており嬴政の現状のヤバさを教えられました。
山の民を味方につける
奥地に進みますが、ここで山の民のバジオウやタジフの一行と出会いました。
後に河了貂はバジオウを「隊長」と呼ぶ事になります。
嬴政が一人でバジオウらと奥地に進む事になりました。
暫くすると昌文君の願いもあり、信、河了貂、壁の三名は嬴政を追い深き山に入る事になります。
しかし、夜になると山の民に捕らえられ牢に入れられました。
後に山界の王である楊端和の元に送られますが、信、壁、河了貂の三名は首枷を付けられた状態となります。
嬴政の言葉もあり楊端和を味方につける事に成功し、秦の王都咸陽を目指しますが、この時に河了貂は嬴政と同じ馬に乗っており、仲の良さが分かる描写でもあります。
尚、咸陽に山の民と共に突入する前に、信たちも山の民の面を作りますが、嬴政の面は河了貂が作りました。
信は上手く面を作る事が出来ず、河了貂は爆笑しています。
左慈との戦い
嬴政や山の民は策を用いて、咸陽の宮殿に潜り込みますが、河了貂も同行しました。
信は帰る様に言いますが、河了貂は「黒卑村の河了貂様がそう簡単に死ぬかよ」と述べています。
王都を守る肆氏の兵を交戦が始まりますが、信、バジオウ、タジフ、シュンメンらは別動隊を率いて右龍に進み左慈と交戦する事になります。
ここで左慈が圧倒的な強さを見せ、壁も斬られますが、河了貂は壁が生きている事を確認し、戦況の報告をしています。
信は左慈に押されまくりますが、河了貂は信を信じ「どんなにボロボロになっても絶対勝つ。そうだろ信」と叫びました。
信は左慈を討ち取り本殿に突入する事になります。
河了貂の吹き矢
本殿ではランカイとの戦いとなりますが、苦戦の末に信の攻撃により戦闘不能に追い込みました。
成蟜は追い詰められ、竭氏は右龍の扉を目指し逃げ延びようとしたわけです。
この時に、河了貂が待ち構えており、吹き矢で竭氏を狙い目に命中しました。

河了貂の足止めは成功し、竭氏は壁にぶつかり、次の瞬間にバジオウとシュンメンが討ち取っています。
河了貂は女の子
皆が勝利を確信しますが、突如として河了貂が大臣の一人に刺されました。
河了貂は気を失い信は、壁に河了貂を任せる事になります。
成蟜は嬴政にタコ殴りにされ、王都奪還編の勝利を決めています。
刺された河了貂は鎖帷子を着込んでおり、命に別状はなかったわけです。
しかし、壁は河了貂が女の子だという事に気付きました。
河了貂と梟鳴
壁は夜になると河了貂を呼び出し、山の民と一緒に山界に帰る様にと告げています。
さらに、男の振りをして一人で生きて行く事を止める様にと述べています。
信もバジオウから河了貂が梟鳴の者だと知らされ、楊端和が受け入れる決断をしたと告げました。
しかし、河了貂は山界には行かず、信と暮らす事になります。
信は河了貂が男だと考え、一緒に暮らしました。
河了貂が軍事を目指す
信は蛇甘平原の戦いに参戦するなど、功績を挙げました。
河了貂も戦場に行こうと羌瘣に技を教わろうとしますが、体質的に向かないと断られました。
河了貂は信に「軍師になる」と宣言しますが、信は「軍師」が何かも分かりませんでしたが、河了貂を応援する事になります。
信は羌瘣から「河了貂が暫く帰ってこない」と告げられました。
河了貂は軍略を学びに行きますが、ここで昌平君、蔡沢、蒙毅らと出会う事になります。
蚩尤の推薦状もあり、昌平君は河了貂を軍師養成学校への入校を許可しました。
河了貂は蒙毅らと切磋琢磨する事になります。
河了貂と馬陽の戦い
戦場の見物
王騎が総大将となり、信は趙との馬陽の戦いに赴く事になります。
この時に、蒙毅は戦場に見物に行く事になり、河了貂も同行する事になりました。
馬陽の戦いで秦と趙は布陣が行われますが、古城の高台から河了貂らは戦場を眺める事になります。
河了貂は信の百人隊を探しますが、蒙毅は「気持ちは分かるが、戦局の流れを見逃さない様に」と釘を刺しました。
信が率いる飛信隊は横撃を行い見事に馮忌を討ち取る事になります。
河了貂とカイネの出会い
ここで、趙の総大将の趙荘は軍を後退させる事になります。
ここで蒙毅や河了貂がいる高台に、李牧とカイネが突如として現れました。
戦場が移動してしまった事で、現在の高台から見えにくくなりますが、李牧は別の山城跡に移動する様に述べています。
因みに、これが河了貂とカイネの出会いでもありました。
河了貂とカイネ
李牧の誘導により別の山城跡に移動しますが、ここで河了貂はカイネに食べ物を渡しています。
カイネも女性であり、河了貂は軍師になると告げました。
ここで河了貂とカイネは親しむ様になったわけです。
しかし、李牧は趙の者であり趙軍により、蒙毅や河了貂など秦の者達は捕らえられてしまいました。
馬陽の戦いは王騎の死で終わりますが、戦いが終わると李牧は河了貂や蒙毅らを解放しています。
信は王騎の死でショックを受けますが、家に帰ると河了貂がおり、料理を作り信は元気を取り戻しました。
軍師河了貂
飛信隊の軍師
廉頗との山陽の戦いが終わると、羌瘣が飛信隊から離脱しました。
ここから先の飛信隊は連戦連敗であり、信は千人将の権利を剥奪される直前まで行ってしまいます。
ここで昴が戦術に問題があると指摘しており、連戦連敗の飛信隊では信と渕さんの二人で作戦を練っていた事を知らされました。
蒙恬が心配してやってくると、戦術が問題だと知らされ、蒙恬が飛信隊に「とびきりの軍師を呼ぶ」と約束して去る事になります。
蒙恬は蒙毅を飛信隊の軍師として送り込んだと思っていましたが、蒙毅は代理の者を送っていたわけです。
飛信隊の前に現れたのは、河了貂であり多くの者達を驚かせています。
この時の河了貂の軍師としての実力は未知数だったわけですが、実際には昌平君の特別軍師許可を貰った程の逸材だったわけです。
蒙毅は軍略囲碁で自分と戦えるのは、河了貂だけだと述べており、実力を高く評価していました。
女だとバレる
信は久しぶりに河了貂を見ると「女みてェな顔つきになっちまった」と述べますが、去亥は「どうみたって そいつ”女”だろ」と述べています。
ここで河了貂は自分が女の子だと白状しました。

信は驚き股間のチェックをしますが、女だと気付く事になります。
河了貂が女性だという事もあり、飛信隊では役に立つのか不信感が強かったわけです。
突如として戦いが始まりますが、河了貂は直ぐに地図を広げる様に指示しました。
しかし、田永は河了貂の胸ぐらを掴み脅しますが、河了貂は「ウザ」と応えて言い返し、信が田永を止める事になります。
信はいきなり隊の指揮を預けるわけにはいかないと述べると、動向は許しましたが軍に口を出す事は許さなかったわけです。
河了貂の一人言
戦いが始まると田永と竜有が危機の陥り援軍を求めると、信は尾平と澤圭を援軍として送り出そうとしました。
しかし、河了貂は田永と竜有に援軍はいらないと述べ、本当に危ないのは沛浪、崇原、田有の持ち場だと告げています。
信は河了貂に「口出ししない約束だろうが!」と述べますが、河了貂は一人言と言いました。
信は河了貂の意見を無視して動き、結局は沛浪、崇原、田有が危機に陥る事になります。
河了貂は状況を見て信に「やっぱり代わろう」と述べて、信は河了貂に指揮を預けました。
河了貂の采配
河了貂は魏の氷鬼との知略合戦となり、本陣を移動し飛信隊を安全な場所に避難させています。
尚、氷鬼は魏国・軍師八指の一人であり、決して楽に勝たせてくれる様な相手でもなかったわけです。
ここで河了貂は戦場の空気を感じる事になり、吞まれまいと必死になりました。
隘路で飛信隊と魏の軍がぶつかりますが、飛信隊が優勢であり敵の部隊長の道清は田有が討ち取っています。
氷鬼は態勢を立て直そうとし、河了貂は信を先頭に武に頼った強行突破を行わせています。
魏軍は信に集中し、突如として現れた郭備兵により敵将までも捕虜としています。
河了貂の実践デビューは大成功に終わりました。
河了貂は飛信隊からの大きな信頼を勝ち取る事になります。
楚水が補給を行っていましたが、河了貂が受け持つ事になり、楚水も前線に戻す事が出来たわけです。
軍師河了貂の加入は飛信隊にとって大きな収穫となりました。
バカ騒ぎの大切さ
夜になると飛信隊はバカ騒ぎをしていましたが、河了貂はテントの中で微子の地形にあった作戦を考えていました。
信は仲間たちの輪に入る様に述べますが、河了貂は「オレの小さな誤りで数十人単位が死ぬ」と述べて、役割の大切さに対処しようとしていたわけです。
河了貂は軍師の適性の事も語っており、怖さも口にしますが、信は「帰れ」と告げました。
しかし、河了貂は「誰が帰るか」と反抗しますが、信は「今のお前じゃ長くは持たない」と言うと、バカ騒ぎする大切さも教えています。
河了貂は飛信隊の輪の中に溶け込む事になります。
河了貂と英呈平原の戦い
英呈平原の戦いでは河了貂は韓の士気の高さに驚く事になります。
飛信隊は博王谷と対峙しており、河了貂は短期決戦を望みました。
河了貂としても”吉”と出るか”凶”と出るのかは未知数であり、各所で限界に来ていた事から、李信が一刻も早く博王谷を討つ様にと願いました。
ヨコヨコの働きもあり李信は苦戦しますが、博王谷を討つ事に成功しています。
洛亜完も騰と対峙していましたが、ヨコヨコの進言により撤退を決めました。
秦は東砂平原の戦いで韓軍を破り、韓は王安王や寧姫により新鄭は無血開城し韓は滅亡しています。
現在、キングダムでは趙攻略戦に入っていますが、河了貂も飛信隊の軍師として参戦しています。