
| 名前 | 紀彗(きすい) |
| 登場 | キングダム |
| 一族 | 父:紀昌 |
| コメント | 離眼城を常に第一に考えて行動している。 |
紀彗は漫画キングダムに登場する人物であり、紀昌の子です。
紀昌が離眼の悲劇で亡くなった事で、離眼城の城主となっています。
黒羊丘の戦いから登場しますが、配下には劉冬と馬呈がおり固い結束力を持っています。
黒羊丘の戦いではゼノウや黒桜と戦闘になり苦しい部分もありましたが、慶舎が戦死後も金毛を説得し徹底抗戦しました。
ただし、桓騎の策により離眼城が危機に脅かされると、離眼城に戻る事になり、敗戦の原因を作っています。
後に趙軍として朱海平原の戦いにも参戦し、蒙恬らとも戦う事になります。
紀彗と黒羊丘の戦い
離眼城の紀彗

黒羊丘の戦いが始まる前に、距離にして80キロの地点にある離眼城では、騒々しくなっていました。
秦は6万なのに趙は3万しかいない話もあり、心配している人も多かったわけですが、離眼の希望が紀彗だったわけです。
紀彗は出陣しますが、離眼城の子供たちは心配でした。
さらに、桓騎軍に目玉を取られるなどの話もあり恐怖が拡がっていましたが、紀彗は堂々としており「強くあれ離眼の子等よ」と述べています。
紀彗が如何に人望があり、離眼の為に戦う覚悟がある事が分かるシーンでもあります。
こうした中で趙では慶舎の軍が加わる事になり、ここで慶舎は紀彗に「お前は私と同じ”匂い”がする」と述べました。
紀彗は慶舎の副将となり配下の馬呈や劉冬と共に出陣する事になります。
紀彗の信頼
黒羊丘の戦いが始まりますが、五つの丘を占拠した方が勝つという展開となります。
桓騎軍は飛信隊と雷土の軍に先行させ、その間に丘を占拠する作戦を立てました。
ここで紀彗は側近の馬呈と劉冬に飛信隊を秦側の丘の付近で、急襲させ飛信隊が前に進むのを妨害しました。

紀彗の作戦の成功をみた慶舎は「側近二人を使うとは随分大胆だな紀彗」と話しかけますが、紀彗は「この黒羊では強引にでも先に戦の主導権を手にすることが重要です」と涼しい顔で答えています。
側にいた岳嬰には「博打好きか?」と問われますが、博打ではないと応えました。
紀彗が馬呈と劉冬に絶大なる信頼を寄せていた事が分かるシーンでもあります。
紀彗と黒桜の戦い
黒羊丘の戦いの二日目に中央の丘の右の半円では秦の黒桜の軍が押し気味に戦いを進めていました。
紀彗配下の海剛は黒桜の戦巧者ぶりに驚くほどだったわけです。
丘の下では馬呈の軍が劉冬が不在であり、精彩を欠き飛信隊に押されていました。
この状況を見た黒桜は総攻撃を掛けようとしますが、ここで紀彗が軍を動かし道を塞ぐ事になります。
紀彗が現れただけで趙軍の士気は大いに上がり、崖を騎馬で下り攻撃を仕掛けました。
紀彗は一撃で角雲を討ち取っています。
ここで黒桜は紀彗が並みの人物ではない事を悟り兵を下げています。
紀彗の活躍もあり黒羊丘の戦いの二日目は、ほぼ互角で終わりました。
紀彗の違和感
黒羊の戦いは三日目に突入しますが、戦場の誰もが桓騎が動くと考えましたが、桓騎は動かず戦場の誰もが肩透かしをくらいました。
四日目になっても桓騎は動かず、交戦状態になっていた飛信隊と劉冬・馬呈の軍が交戦しており、飛信隊の勢いを半減させていたわけです。
紀彗はこのまま飛信隊を滅するか追い払えば、自分の部隊は全面の敵を集中攻撃出来ると考え、桓騎がこのまま動かない事を願いました。
飛信隊は危機的な状況になっていきましたが、動かぬ桓騎に業を煮やした趙の総大将の慶舎が動く事になります。
普通に考えれば、飛信隊は一溜りもなく壊滅されるはずでしたが、紀彗は何処か引っ掛かっていました。
慶舎の出陣に金毛と同様に違和感を感じていたわけです。
紀彗とゼノウの戦い
紀彗は桓騎が動かぬ事を期待しましたが、総大将の慶舎は苛立ち自ら軍を率いて丘を下り飛信隊を攻撃しました。
これを待っていたのが桓騎であり、ゼノウに命じて慶舎の率いた軍に攻撃を仕掛けたわけです。
趙軍に危機が訪れますが、この頃に離眼城では人々が紀彗の勝利を願っていました。
これに応えるかの様に紀彗は崖を下り、慶舎の救援に向かう事になります。
しかし、ゼノウの軍は桓騎軍の中でも最強であり、紀彗は「個の力は向こうが上」と悟りました。
紀彗は士気で上回るしかないと考え、自らゼノウ本人に討ち掛かったわけです。
ゼノウは圧倒的な怪力を見せ紀彗を弾き飛ばしますが、紀彗は何とか槍で防ぎ戦闘を継続する事になります。
紀彗は慶舎を逃がす為に必死で戦う事になります。
離眼兵の奮戦に対し、桓騎は趙軍敗北に待ったをかける存在になると考え、眉をひそめました。
しかし、紀彗が丘を下ったのを好機とみたのが、黒桜であり軍を前進させています。
紀彗と離眼兵はゼノウの軍と戦っていましたが、混戦に持ち込むのがやっとでした。
こうした中で劉冬と馬呈が救援に現れる事になります。
ここで慶舎の親衛隊が足止めを引き受けた事で、紀彗らは持ち場に戻る事になりました。
慶舎と劉冬の戦死
紀彗は慶舎を助ける為に奮戦していましたが、丘の方では黒桜が紀彗の本陣を攻撃しており危機に陥っていました。
既に慶舎はゼノウたちからは距離を取っており、紀彗らも安心した部分はあった事でしょう。
しかし、飛信隊は慶舎を狙っていたわけです。
この時に黒桜の軍により、周邦の地を失っており、黒公が危機に陥っていました。
紀彗は連苛に100の兵を借り、本陣は劉冬に任せて馬呈と共に黒公の救援に向かう事になります。
飛信隊は慶舎を追っており、これに気付いた劉冬が阻止しようとしました。
しかし、慶舎は信に討たれ、劉冬は羌瘣に討たれる事になります。
紀彗が金毛を説得
しかし、紀彗はまだ勝負を諦めてはおらず、金毛に丘の長城に来るように伝令を送りました。
この後に、劉冬の死を馬呈と共に、紀彗は涙を流して悲しむ事になります。
紀彗は劉冬の死を悲しんでいる暇はなく、馬呈の陣を任せて自らは丘の頂上に向かう事になります。
金毛は自らが殿を務めると述べ、撤退を勧めますが、紀彗は退却を拒否し、ここから立て直すと宣言しました。
紀彗は慶舎の死は趙兵に知られておらず、まだ戦えると判断したわけです。
趙の兵数はまだ秦を上回っており、共に戦う様に熱く語り金毛の説得に成功しました。
奮戦
しかし、金毛と摩論は互角の戦いを繰り広げており、どちらが勝つのかは未知数だったわけです。
紀彗は自分が金毛の軍を助ければ、摩論を打ち破れると考え実行しました。
崖から紀彗が摩論の軍に突撃を仕掛け、金毛が攻撃を仕掛ける事になります。
趙の力業を目にし厘玉(りんぎょく)は驚きますが、桓騎は「慶舎はもうどうでもいい。この戦いの本当の敵は別の奴だ」と語りました。
桓騎は砂鬼一家を呼び寄せており、拷問を行い紀彗に関する情報を得ました。
ここで桓騎は全軍に撤退を命じています。
紀彗は岳嬰の支持を得る事も成功しており、徹底抗戦の構えを見せ防備を固めました。
離眼の城主としての責任
紀彗は桓騎からの伝言により、黒羊の虐殺した女、子共などを串刺しにしたアーチのようなものを見せられる事になります。
さらに、青公が桓騎の伝文を読み上げると「離眼城では、これ以上の事をやる」と宣言しました。
桓騎は離眼城の方に向かったとする情報も入る事になります。
趙の本陣に戻った紀彗は「離眼城に戻る」と言いだしますが、金毛や岳嬰は当然ながら猛反対しました。
しかし、紀彗にとっては離眼城は最重要事項であり、黒羊丘を離れ離眼に向かう事になります。

離眼城に戻った紀彗は子供たちを抱きしめました。
紀彗は趙の将軍である以前に、離眼城の城主だったという事でしょう。
桓騎は紀彗の離脱を知ると、黒羊丘に兵を返し、金毛や岳嬰は撤退し黒羊丘の戦いは終わりました。
尚、紀彗は「離眼を離れる準備をせねばならぬ」と備侯に述べており、紀彗はこの段階で離眼の人々と共に移動を考えたのかも知れません。
この辺りは、どの様になったのか正確な部分は分からない状態です。
紀彗と蒙恬の戦い
秦による趙への鄴攻めにおいて、朱海平原の戦いが勃発しますが、紀彗も参戦する事になります。
紀彗は趙の右翼を率いる事になりました。
朱海平原の戦いで紀彗は王翦や蒙恬に翻弄されますが、李牧により麻鉱が戦死しました。
新たに蒙恬が秦の左翼を率いる事になり、紀彗は一進一退の攻防となりますが、李牧の離脱により紀彗も撤退に移る事になります。
現在のところ紀彗はまだ戦死しておらず、生き残っている状態です。